親子喧嘩!

2/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
MSを完成させ、真は動力源のパワーを調整していた。 「最大パワーなら、大気圏突破も楽勝だな」 「最大にしたら壊れるよ~」 いつの間にかサブパイロット席には、妹を座らせていた。 しかもこの妹、動力源を完成させたのだ。 まさにギネスクラスの働きをしたと 真は感心した。 「行くぞSFフリーダム!」 パワーコンデンサーが緑に輝き 発進スタンバイ完了だ。 「妹よ…親父と戦うかもしれんぞ」 いや間違いなく戦うだろう。 もはやあれは親父ではない変なオッサンだから! 「うん お兄ちゃんお父さんを捕まえよう」 「いや…捕まえるのは」 「無理…と?」 冷え切った妹の声に真は寒気を感じた。 怒らせたら 一番怖いのは妹だ。 世界爆破の技を知っているのだから。 「は、発進!」 青き機体は唸りを上げ、あっという間に空に消えた。 だが、内部の真は重圧に耐えれる体ではなかった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!