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MSを完成させ、真は動力源のパワーを調整していた。
「最大パワーなら、大気圏突破も楽勝だな」
「最大にしたら壊れるよ~」
いつの間にかサブパイロット席には、妹を座らせていた。
しかもこの妹、動力源を完成させたのだ。
まさにギネスクラスの働きをしたと
真は感心した。
「行くぞSFフリーダム!」
パワーコンデンサーが緑に輝き
発進スタンバイ完了だ。
「妹よ…親父と戦うかもしれんぞ」
いや間違いなく戦うだろう。
もはやあれは親父ではない変なオッサンだから!
「うん お兄ちゃんお父さんを捕まえよう」
「いや…捕まえるのは」
「無理…と?」
冷え切った妹の声に真は寒気を感じた。
怒らせたら 一番怖いのは妹だ。
世界爆破の技を知っているのだから。
「は、発進!」
青き機体は唸りを上げ、あっという間に空に消えた。
だが、内部の真は重圧に耐えれる体ではなかった。
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