副会長の憂欝

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そんなティアナが今しているのは、毎日の送られてくる様々な貴族からの手紙への返信。タルテュバはともかく他の貴族へのお返しの手紙を書くのが毎日の日課のようです。 しかし、は、早いです。高速で書き上げていきます。 「日課ですもの」 うわ、聞こえてましたか。 でも考えているのは会長とアイラのことなんですね。 ……注意しないと誤解される手紙になりますよ、会長とアイラへの想いが混ざってます。 「あらあら。 ご指摘ありがとうございます」 いえいえ、どういたしまして。……って普通に会話しちゃダメじゃん。 ふふふ、と優雅に微笑むティアナ。何だか余裕が見られます。 気を取り直して、…むしろ、こちらを気にしないでください、ティアナ様。 「わかりましたわ」 ………………………………………………………………………………お願いします。
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