別冊オマケ

「絶対服従の恋」番外編①

「うるさい！
いいか、あの猫を捕まえて連れて来い！分かったな！」

それだけ言うと、
バタンと大きな音を立てて広間を出ていく。

「…困った方ですね、泰明様も。」

ふぅ、と溜息を漏らす。

（七条グループの次期後継者だと言うのに…。）

「もう少し、自覚して頂きたいものですね。」

一人愚痴りながら、
散乱した書類を片付ける。