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【あとがき】
デビュー作『窓の中のラブストーリー』を読んでくれてありがとうございます。
自作曲『窓』の歌詞に、二つのエピソードを加えて、優しく窓に語って貰いました。
死化粧の彼女の唇に触れる彼の想い。
痩せた指から、大切な指輪が落ちてしまわない様に、握り締めたまま逝った彼女の想い。
悲しくて、涙で声が詰まって、なかなか歌えなかった歌でした。
彼女の命と引き替えに授かった娘。
その命でさえも奪われ、もういない彼女の幻と生きた彼の想い。
そして、小さな胸で、自分の命の終わりを受け止め、天国を夢見た少女の想い。
あとがきを書きながらも、涙してしまいます。
全ての想いは、病室の小さな窓に刻まれ、窓はその全てを優しく見守り、見届けました。
今頃は天国で、再会していることでしょう。
一言でも感想もらえたら幸せです。
ありがとうございました。
歌の歌詞『窓』もアップしてますので、覗いてやってくださいね。
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