眠虎の民‐ネコノタミ‐
 「帰りたい」そこがどこかも解らないけれど、懐かしい場所――。  自分の正直な気持ちを偽り、『うまく生きる』だけの毎日に自信が持てず、居場所が解らなくなっていた少年、鈴木進一郎。  ある日の帰り道