【GW】お題に沿って2レスSS【プチ企画】
*ルール ・必ずどれかのお題に沿うこと ・使ったお題を、冒頭に【】で表示すること ・SSは2レス以内に収める 【お題一覧】 ・お子さんを泣かす ・お子さんを辱める(!?) ・もしもの話 ・食事をしよ
3PV13コメ

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13・ 森川天地
>>[[16196627]]
「で?」

 少し傾げた首はテーブルに立てた右腕で支えたユリカ。

「何の話をしてたのかしら?」
「聞いてなかったのにソレを墜としたのか」
「ハルさんがアタシの首もとを見た瞬間、嬉しそうに食堂へ飛び込んだから」
「分かり易い」
「てかソレって言うなソレって。一応先輩よ」
「一応って付けるな一応って」

 互いに呆れて微妙な笑みを浮かべた。オレは本題を思い出す。

「お前の下着の話と思う」
「はぁ!?」
「まあ、ソレが一方的に語ってただけなんだが、白がどうのこうのだと」
「ふーん」

 納得いったようないっていないような半端な声。
 不意に、視線を外し
12・ 森川天地
【食事×白】

「なあ、テンチ……もしもアイツが白だったら……萌えないか?」

 食堂。一人で昼食を取りに来た筈のオレの前へ、ハルオミが腰を降ろした。
 真面目腐った顔を無視する。ハルオミは続ける。

「勿論ユリカのことだ。あの色香漂い、美しい曲線を描く体郭。常識なら彼女に似合うのは紅潮色や大人な黒だろう」

 まるで子供のように目が輝かせている。あ、この漬物の食感楽しいな。

 その時、食堂の扉が開いてカツカツとヒールが床を叩き、こちらへ近付いてくる。
 熱心なハルオミは気付かない。

「だが俺は見てしまったんだ。あの制服ジャケットの隙間に見えた1本の──」
「──合コンで男を落としたかった
11・ Re-light
【泣かせてみた】


ぼろぼろと眼から涙が零れ落ちる。確かに事前準備もちゃんとして、滞りなく行ったはずだった。なのに。

「どうしてこうなった……」

涙が止まらない。きっと眼は泣き腫らして真っ赤になっているだろう。

「おい」

後ろからの声に振り替えれば、兄の銀色の髪と赤い瞳が滲んで揺れて見えた。


何故かレンが眼を真っ赤にして泣いている。何があったのかと思えばその手もとには切りかけられた玉ねぎ。
恐らくカレーでも作ろうと思って微塵切りにしようとして、玉ねぎの襲来にあったのだろう。
切りかけの玉ねぎをラップに包んで冷蔵庫に叩き込み、自分がやるときこうならないようにする。

「フレイヴー、
10・ Crow


「……いい匂いがする」
「え、え、あの、へ、変なにおい、する?(えええどうしようちゃんと体洗ったつもりだったけどつもりだっただけなのかしらどうしようどうすればいいの)」
「……いや、変とかじゃなくて……」
「な、なくて?(もう!やだ!心臓が!!うるさいわ!)」
「……いい匂い、だ」
「……!(ううぅぅ、もう!もう!!恥ずかしくてしんじゃいそう!)」
「……シャンプーもボディーソープも、同じやつ使ったはずなのにな」
「(っ、おなじシャンプーとかおなじボディーソープとか、照れる、じゃない!!もう!)」
「……不思議だな」
「ふ、ふしぎ、ね。うふふ、ふ(やだ恥ずかしすぎて変な声出ちゃった……)
9・ Crow
【辱める】
※NPC×自キャラ注意!※

(ギルの部屋にお泊りに来てお風呂も終わって一息ついてベッドに腰掛けていると黙って後ろから抱き着かれたの!よく分からないけどすごく恥ずかしい!)(簡単な状況説明おわり!)

「……えっ、と……」
「……」
「……」
「……」
「……ぅ、あの」
「……恥ずかしいのか?」
「!わ、わたし、その……そ、そうよ……」
「……」
「……」
「……」
「……(どうして無言なのかしら何か話した方が良いのかな大人しくしてた方が良いのかな抱き返したりした方が良いのかな)(あああもうぐるぐるしてきたわなぁにこれ)」
「……なんと言うか……」
「え、ぁ、な、なに!?」


8・ Crow
【泣かせる】
※NPC×自キャラ注意※

「ソ、ソーマがいれてくれる?怖いから」
「は?マルクお前、さっき自分でするって言ったばっかだろうが」
「……なんか、いざと思うと怖くなっちゃって……」
「……しょうがねえな、ほら」
「や、やっぱダメ!自分で」
「動くな!危ねぇだろ」
「ぅ……」
「……目、開けろ」
「……む、り……」
「開けろって」
「だ、だって……」
「マルク」
「……い、痛くないよね……?」
「さぁ。知らねえよ、俺は」
「うぅ、ソーマが冷たい……」
「すぐ終わらせてやるから、開けろって」
「うん……」
「よし、じっとしてろよ」
「ん…………痛ッ!!イタイ痛いソーマ待ってストップ!ス
7・ 黒月 遥


 エントランスのほうから、エリナとエミールの声が聞こえる。また何かしら喧嘩しているのだろう。けれど最近は、その喧嘩の雰囲気にも変化が見える。
 どうやらコウタが仲裁に入ったらしい。言い争う声は消え、コウタが何か話している。

「また、ある絵本では、ユトリロの白はこう表現されていました。【喜びや悲しみ、うきうきした気持ちや、寂しい気持ち、怒りや諦め、みんな入ったユトリロの白。世の中の濁りも美しさも儚さも】」

 ナナは、クレイドルの上着を思い浮かべ、次にその上着をまとう皆を、それから、彼らの周りと、見ているものを思い浮かべた。

「ユトリロさんのことはよくわかんないけど……たしかに、ぴった
6・ 黒月 遥
【白】

「クレイドルの皆さんは、ユトリロの白のようですね」

 昼下がり。ラウンジで食事をとっていたシエルがそうこぼした。隣でおでんパンを頬張っているナナが訊き返す。

「ユリと白……? なあにそれ?」
「ユトリロの白、画家モーリス・ユトリロの描く白のことです」

 聞き慣れない人物の名前に、ナナは不思議そうに首をかしげた。

「ユトリロの描く白は繊細で、特に【白の時代】と呼ばれる時期の作品は、世界でもかなり評価されているんです。それから、絵画を印刷する時、そのたびに微妙に色味が変わってしまうので、印刷業者は苦労が絶えなかったとか」



5・ 黒月 遥
【泣かせる】

 いつも快活な光を宿している雲色の目が、溢れんばかりに涙をたたえていた。

 こちらが帰ってきたことに気付くと、くしゃりと顔を歪ませて、けれども泣かないように唇を噛む。
 こいつは滅多に人前に泣き顔を晒さない。どうした、と訊くと、何か言いかけて、すぐに口を閉ざした。
 あまり周囲を頼らないというのはこいつの昔からの悪い癖だ。右手でがしがしと頭を掻くと、左で今にもぼたぼた落ちそうな涙を拭ってやる。いつもなら避けたり自分で先に拭ったりしそうなものだが、今はただ大人しく震えていた。

「俺にも言えねぇことか」

 顔を覗き込むと、濡れた双眸が床に落ちる。言おうか言うまいか逡巡している
4・ Crow
【食事をしよう】

久し振りのケイトとのオフ。お部屋デートで映画を見た。
彼女が肘をついてうっとりと余韻に浸るのを、向かいに座って見詰める。
かっこよかったねえなどと時折零すのに相槌を打ちながら、柔らかな午後の光を浴びる。幸せだ。
他愛の無い会話の間に見せる笑顔は、さきほどの映画のヒロインとは似ても似つかない。
どこか陰のある女だったあれとは全く逆の、晴れ晴れとした笑顔だ。

「また見ようね、映画」
「そうだな」

嬉しそうにニコニコと笑むケイトを見ていると、やはり映画のヒロインよりこっちだな、と思う。
観賞している間、ヒロインのボディーラインに見惚れていたのは秘密だ。

「……そういえばハル
3・ 赤羽空雨
【もしもの話】

2人の約束


「ごめん……アラガミ化が進んじゃったみたい。ハル、私を…」

辛そうな目で俺を見上げ、訴えるかのように話しかけた。だが

「そんなの……できるわけないだろ」

俺の手で、愛するケイトを亡き者にするなんてできない。

「他に…方法がないの。早く」

なら、いっそのことと思い、ケイトの髪を優しく解かしながらケイトの神機に触れた。

「ハル……あなた」

「約束したよな。俺とお前はいつも一緒だって」

なだめるように、自分に言い聞かせるように言った。

「……ハル」

「ケイト……愛してる」

互いに抱き合いながら、2人は姿を変えていった。

end
2・ 黒月 遥
(登場人物は、GE関係であれば、お子さんたちでも本家組でもメディアミックス組でも利きSS組でもよろしいかと)

何かあれば私まで。

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