『失われた王国』建国会議
『失われた王国』の会議室です。 (7月19日 10:14 追記:) お言葉に甘えてトピックを作ってしまいました。 (7月22日 22:46 追記:) 基本的に九州のつもりです! 長崎には中華人も出入り
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聖剣


任務開始とともに、四つの門は固く閉ざされた。


ロスト
「どうなってるんだ!?この任務。」


東西南北の四つの門に割り振られた新米兵士達、一つの門に約三十人が集まっていた。


「おい、こんな噂があるのを知ってるか?」


兵士達のひそひそ話が聞こえてくる。


「ああ、あれか?
魔王が姫を誘拐しに来るっていう。」


「そう、それだよ…
俺達新米兵士は当て馬にされてる訳さ。」


「おいおい、魔王の軍勢に俺達じゃ生け贄みたいなものじゃないか?」


「あっちの噂が本当ならいいけどな?」


「あっち?」

「ああ、二つの夜が過ぎるまで姫を守れたら、魔王が手を引くってやつさ。」

聖剣


数ヵ月後


兵士達が城の中で訓練をしていた。


兵士長バッカス
「新米兵士諸君。

君達も幾多の訓練を積み重ね、中々の実力がついた頃だろう。」


兵士達
「イエッサー。」


兵士長バッカス
「はははー、魔王の軍勢が近年増加している、守りの体制から攻めの体制に変わることとなった。」


兵士達がざわめく。


兵士長バッカス
「静かに!!
よってまだ新米の君達にも任務があてられる事になった。」


ロスト
「兵士長…どのような任務なのですか?」


兵士長バッカス
「ん!?
それは…城周辺の魔物の一掃だ。」


ロスト
「実戦……」


兵士長バッカス
「新米兵士諸君!!
明日
聖剣


ある夜、城を眺める少年がいた。


ロスト
「月明かりに照らされた城は綺麗だな…」


明日から、城の兵士として働く事になっているその少年は……

期待と不安で寝れないでいた、そして、気付いたら城の前に来ていたのだった。


ロスト
「…父さん…明日から僕は、城の兵士となります……空から見ていて下さい。」


赤い持ち手の剣を夜空にかざした。
氷の山を目指す一人の愚か者

雪女は
ロザリオんのことを
そう呼んだ

辿りつくことは
いつに成るのやらと

雪んこ相手に
ため息をついた
ボーンヘッドは
その名を知りし

ロザリオんの
正体を密か探っていた

金髪の巻毛を揺さぶり
軽やかに舞い踊る街娘が

ググるなどという
伝説にもあがらぬ怪鳥を
知ることに至極興味を抱いた
怪鳥ググるは

災い呼びし焔の鳥

飛び廻る羽は
青い炎によって包まれて
上空を過ぎ行く時に
戦火を落とす

街並みは容易く焼き崩される
田畑も容易に呑み込み炎の藻くずの如し

しかし、
再生の不死鳥とも
言われている

焼け焦げた野山の
復活は驚くもので

人間どもの
再生能力を遥かに超えていた


ロザリオんの目指す山は

南方にある

氷の刃に
守られし山脈の谷底に
隠れた小さな山は人知れず姿で
眠っている

ボーンヘッドの話が
誠なら

その山には
怪鳥ググるの
玉子が置いてある

狸子は叫んだ。

「わたしー、たぬきじゃないのー、ポメラニアンなのー。」


狸子は明らかに分かる嘘をついた。


そして、場が混乱し始めた。
69・ 泉乃 幸
「和狸探検隊がいいこん」


白狐が呟いた。



68・ 泉乃 幸
探検隊は歩きながらも、揉めている。

探検隊の名称を巡って意見が迷走していた。


67・ 泉乃 幸
佐田ノ原國を目指すライと一緒に
姉姫一行と狸子や
白狐も加わって、

『失われた王国』

の探検隊が今結成された!

これが有名な

『10王国の謎』

が、世に出た瞬間だった!


66・ 泉乃 幸
有明街の有る佐田ノ原國は、この世界では有数の穀物地帯だ。


65・ 泉乃 幸
ライは山を降りている。西にある有明街へ毛皮を金に変えに行った。


64・ 泉乃 幸
ライは街に早めに行った。

ロザリオんは
旅の支度を始めた

遠い記憶を辿り
一枚の地図を広げ

た(ρ°∩°)ヾ
ボーンヘッドは

ネクストシーゆー

と…告げ消えた…
ロザリオんは

店を終い終わると
ボーンヘッドに

「アレに出会えたらなら
此処に未練はないわ。

あんたの望む
この身体
お渡しするわ」

とはっきりと伝えた

「では、お約束しましょう
あの場所で
アレに出会えたなら

褒美をいただきくと」

ロザリオんは
チラリと目を光らせ
頷いた
60・ 泉乃 幸
一方茶屋は面白かった。


ライと白狐が
余りの揚げ物を
巡って闘っている。
真剣勝負のジャンケンで!


花屋のロザリオん

~♪~♪
花屋は
美しい歌声を
響きよせ

道行く人の群れを
惹き付ける

ボーンヘッドは商売の終わりを
待ち続けロザリオんに近寄れば

「あんたの欲しかったものは
あの山のど真ん中にある」

「それはほんとの話?」

片す手を動かしながら
横耳を大きくピクピク揺らす
ニヤリッと

中を確かめれば
ボーンヘッドは

隣の鍵穴から
抜け出して
山を降りる

向かう先は
荒れくれた田畑を越えた

街のど真ん中に
57・ 泉乃 幸
ボーンヘッドの不審な動きを

抜け目無く、
見張っている影があった。
むろん、姉姫の護衛達の一人だった。


見つけ出した
ひとつの扉

強固な鍵がかかっていた


ボーンヘッドは
身を崩して
鍵穴から入り込む


55・ 泉乃 幸
人物紹介2

チルド
あらびあーのの娘にして雪女の娘
青く透き通る肌を持つ



54・ 泉乃 幸
人物紹介

兔餅狸子
赤い糸つかいの
くの一


長斧のライ
山賊で山人
灰色熊男


女殺し屋の
白狐
銀狐に変化可能


ボーンヘッド
謎の中華人
謎が多い


村下皇国の
姉姫
雌虎変化
護衛の忍び多数


あらびあーの
炎の料理人
氷の茶屋のマスター


呼びつけられた
チルドの目の届かぬ内に

ボーンヘッドは
茶屋の裏口を探す

出前持ちが
はいってきた方向に
辺りをつける




52・ 泉乃 幸
思わずチルドに尋ねる、ライであった。

この絵図は何の絵図ナノか?と。


チルドは、白狐が頼んだキツネ力うどんを
運んでから
答えた。


失われた王国の絵図
だと!


51・ 泉乃 幸
叫んだライの前には
クリスタルの絵図が
有った。

9ヶ国の絵図らしい。

しかしクリスタルの絵図には、10ヶ国が描かれていた!


ボーンヘッドは
何度目かの

氷菓子に手をつけようとした

「どうして、氷菓子ばかり頼むの?
まとめて頼めばいいんじゃない?」

あらびあーのの娘
チルドが尋ねた

「ふっ、この得体の知れない山に
わざわざ届けにくるなんて
ずいぶんと近くに店があるんですね」

ボーンヘッドは
氷菓子の味を確かめるように
ゆっくりとスプーンを舐めた
49・ 泉乃 幸
その時、突然ライが叫んだ!

「なんてこったい! 今頃気がつくなんて」



47・ 泉乃 幸
9ヶ国の地図(イメージ)

実際には、もう少ギザギザしている。
峠の茶屋は、
ほぼ中心にそびえ立つ、天山山脈の中ほどに位置していた。

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