このページのリンクアドレス

エブリスタ
NOISE

小説 青春・友情

NOISE

lime

(15)

異能を持つ綾斗の本当の願いは……。

完結

190ページ

更新:2017/02/08

説明

※素敵な表紙イラスト[リンク]は、たおるさんが描いて下さいました。

(概要)
30歳を目前に会社を辞め、まったく畑違いの私立高校の講師に転職した滝良介。その初出勤の前夜、滝は1人の少年、神田綾斗と出会う。

少年の秘密、そして苦悩と諦め。
ひとつ屋根の下で暮らす従姉との、奇妙な関係性。

本心を語らない綾斗が気にかかり、滝はなぜか深くかかわってしまうのだったが……。

………………………………………………………………………………………………………
修正・校正をしつつ、少しずつ更新していく予定です。
拙作ではありますが、もしよろしかったら、お付き合いくださいませ(*^-^*)

この作品のタグ

作品レビュー

Satori
Satoriさん
【作品】NOISEについてのレビュー

ネタバレ

limeさんといえばキャラ重視の小説、というイメージがあります。
が、これはいつもとちょっと違うタイプの小説だぞ、と読み始めてすぐに感じました。
序盤、謎を抱えながらどこか淡々と物語が進む『雨猫』を思い出しました。(私はあの小説のストーリーの見せ方がとても好きなのです!)

教師になってたった数日にしては滝はとても過干渉だよなあ、なんて思いつつも(笑)、ちらちら出てくる彼の持つ過去が重なって、そこにラストに繋がる答えがあるに違いないと思えるから、また先が気になっていく。

いつのまにか読み手の感情も徐々に引っ張られます。
出だしはサスペンス風ですが、この話の見所は特殊な能力でもなければ、それを使って問題を解決するところでもない。実はもっと狭い話というか、それぞれの心の中の問題をつぶさに描いた話なんじゃないかなと。

近すぎて見えない大事なもの、それが彼らに共通するものならば、転になる部分は、やっぱり透子の告白だろうと勝手に思ってるんですが(笑)
このシーンがいちばん良かった。

滝が彫像を見てあれ? と思うまで、透子のことを「なんて恐ろしいメンヘラ娘なんだ!」と半ば勘違いしていたのですが。
あの日心に寄り添った優しさを形にしたかったのだと知ったら、全てに意味があったのだと思えた。

頭を悩ませる叫びに対し、無力さを滲ませるだけだと苦しんでいたことすらも、心のすれ違いが発端だったのかもしれない。滝の行動がそれを繋ぎ、今度は綾斗が滝を救う。とても優しい物語だと思いました。

もっと見る

2017/02/15 01:51
コメント(1)
haori
haoriさん
【作品】NOISEについてのレビュー

ネタバレ

こんばんは(^ ^) レビュー失礼します。

読み始めはすでに完結後でした。毎日ほぼ1章ずつ、拝読させていただきました。

冒頭しばらくは謎だらけ。魅力的な人物たちが見せてくれるのは心の断片。それが最終的にNOISEという物語の枠にすべてきれいに収まるものだとしても、それがどこに収まるか見当もつかない。もしも作者さまが物語の進行を誤れば、私はどこに収まるかわからない謎の断片をそのままに、この物語を離れていたかもしれない。けれど結果的にはそうならず、最後まで拝読しました。つまりそれだけ、作者さまが紡ぎだす言葉が、また構成が、そして人物たちが魅力的であったということだったと思います。

逃げ道のない能力を望んでもいないのに与えられてしまった綾斗。彼が望まずに与えられたものはそれだけでなく、その体の中に流れる血も、彼を悩ませていた。そんな彼の前に現れたのは、何かを心に秘めた滝と言う男性。互いに意外だったことに、学校という場所が、初対面のときには自己紹介もしなかった2人を引き合わせる――以降の展開を考えれば、運命としか思えないこの事態。実は、こうなるまでは正直、どこか無機的と言うか、よそよそしいと言うか、そんな感覚をこの物語におぼえていました。が、ここからは人間の匂いを強く感じるようになっていったと覚えています。ただしそれは、綾斗と滝に関することだけ。中心人物のもう一人、透子に関しては、かなり後半になるまで、その人間性に対して無機的な感覚を拭えませんでした。ずいぶんヒステリックなところも見せられて、そういう場面は人間的(女性的)だと思うのですが…。しかしその感覚も、彼女の過去を知ったところから急速に変わっていきました。その頃から彼女という人間に心を寄せられるようになり、ただ同時にもどかしいような、そういう気持ちもありました。それはうまくその心を曝けだせない彼女自身に対して。それから、彼女の心の苦しさを引きだせない周辺に対して。

…大分、本来レビューとして書かなければいけないところから外れたことを書いてしまいました。すみません(^ ^; (でも告白すると、すでにこの物語の芯を捉えた素晴らしいレビューが沢山あるので、私一人くらい変なことを書いてもいいかなぁなんて思っていたり)


すみません。中途半端ですが、文字数ギリギリな上、席を外さなければいけない時間になったので、一度これにて失礼します(> <)

もっと見る

2017/02/09 20:00
コメント(7)

limeさんのその他の作品

作品を読んだ人におすすめ

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント

参加しているイベントはありません