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春野 サホさん [「人でなしのいろは~不完全パングラム~」へのレビュー]
2017/8/23
この度はイベントにご参加くださってありがとうございます。さっそくレビューさせていただきたいと思います。

描写が丁寧で、力も感じられました。ひとつひとつ懇切に説明もされているので好感が持てます。

ですが、気になった点を下記に上げさせていただきます。

・大学の帰り道という平凡さと、それからの惨劇があまり区別されていない。
展開が早すぎるからかもしれません。もう少しお互いの対比を明確に見せつけた方が読者は引き込まれるだろうと思います。

・例えば、p8の「スーパーボールのような勢いで。人間の身体が。跳ねたのだ。」というところどころ区切る文章ですが、多用されるとあまり効果がないように感じます。本当に使いたいところのみに使用されることをおすすめします。

・合間に挟まれた時織家に関するダイジェスト版についてです。せっかくの設定ですのでこれは本編に組み込んで、世界観をぐっと広げてほしかったなと思わされました。

・短い章と長い章。
三番目の長い章は丁寧に進んでいき、ああ小説を読んでいるなあという感じがしたのですが、他の短い章はぶつ切りされているような印象を受けました。まとめられるのならばまとめた方がいいかもしれません。
場面転換のために章として区切られたのならば、一つにまとめて、転換する際に□や〇、△などの記号を入れるなどして、読者に分かりやすいような区別をされるとよろしいと思います。

気になった点は以上です。

まだまだ物語の最初の段階と言う雰囲気でしたので、これからどのような素晴らしい物語に仕上がっていくのかとわくわくさせられるような作品でした。丁寧に書かれてらっしゃるので、今後のその姿勢を続けてほしいです。

レビューは以上になります。
個人的な見解を多大に含んでおりますので、作者様の必要な分だけお役に立てていただければと思います。

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