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黒巻雷鳴さん [「チョコレート会社の陰謀には騙されへん!」へのレビュー]
2018/1/14

 漫画や映画と違い、小説の登場人物や設定、場面、背景等の視覚的なイメージは、読者の数だけ存在する。つまり、小説の文章から、読み手各自の想像・妄想力によって、それらのイメージが形作られてこそ、小説は完成するのである。
 本作は、関西弁少女のバレンタインデー商戦への注意喚起から始まるのだが、早速、私の想像力と妄想力がフルスロットルで動き始める。その少女の容姿が自分勝手に脳内変換され、やがて、具現化する。
 少女の髪の色は、金髪に近い明るい茶髪。髪型はショートボブが少しパーマあたってて、何かホワホワでクシュクシュっとした感じ。いや、むしろ、パーマはバッチリあたってるのかも。お目目はパッチリで睫毛は長く、頬っぺたはプニッと柔らかめでお願いします。身長は140cm台で、喋る時は両手をブンブンと振り回す。
 そんな彼女が、本作内でのやり取りをするのである。そりゃもう、キュンキュン萌え萌えですよ。少女が満面の笑みで「くろちゃん、大好きやでぇ♪ムギュツ(※効果音)」とか、「もう!何度も言うてるやん!ソースの2度漬けは、死刑にあたいするんやでぇ!(※謎場面)」とか、勝手に脳内で、僕たちのラブストーリーが突然に始まりますよ。
 本作を読み終える頃には、自分が少女と手袋越しに手を繋いだのは言うまでもない。

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