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  • 公開
    2014/3/16
  • 閲覧数
    65

【あわ踊りV&W】いずみの受難②

  1. イラスト

([リンク]のつづき)

 この自体をひき起した張本人である、滝川 陸。
 陸にぃは、今わたしの前ですっかり小悪魔と化してしまった里奈ねぇそっくりの、双子の弟なのである。

 ホワイトデーの日。
 バレンタインのお返しに受け取ったプレゼントは、可愛いネコのキーホルダー。

 と、まさかのラブレター。

「好きです。よかったら、つき合ってください」

 いつもは褒められたりすると照れてニッと笑みを浮かべるだけの陸にぃのくせに、こういう時だけどストレートってどういうことなの?
 あー、もう。モヤモヤする……なんだこれ。

「いずみん。それはね、ギャップ萌えってやつよ」

「ほぇっ?!」

 まるで私の心をまるっとのぞいていたかのような里奈ねぇの発言に、わたしはぎょっとして声を上げた。
 あまりにびっくりして、声が裏返っちゃったジャマイカ!

「あ、いやや、そうじゃなくって……」

 わたしは何とか頭を整理しながら、しどろもどろに里奈ねぇに反論する。

「陸にぃ、前に『好きなタイプは、料理が得意な人。背が低い子。可愛い子!』って、言ってたし。わたしは、どれにもかすってもいないでしょ? 照れ屋の陸にぃが、こんな直球なこと書けるのも不自然てゆーか……二人でわたしをからかっているのかなとか……」

 言いながら、里奈ねぇの顔色を探る。二人してわたしをからかうのは、いつものこと。
 でも、わたしだって来年からは二人と同じ高校生なんだもんね! そう何度もひっかかりませんよーだ!

「腐腐腐。甘いわね、いずみん。複雑な男心ってものを理解しなくちゃ、小悪魔女子にはなれないわよ!」

 いや、べつに小悪魔とか目指してないし! むしろ、今日の里奈ねぇが小悪魔すぎてびっくりだから!
 あれ、おかしいな。心なしか、さっきより里奈ねぇの顔のにまにま度が増量されている気がする。

「いずみんも、本命クンにチョコを渡せなかったくらいの照れ屋だからわかると思うけどさ。いずみんがもし、自分の好きな人に好きなタイプを聞かれたら、その場で正直に答えられると思う?」

「う、それは……」

 無理。ぜったいムリだわ。わざと好きなタイプとは真逆のことを言ったりしそう。

 え、てことは? てことは、つまりどういうことだ?

(つづく!w[リンク])

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