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さくら物語

小説 ファンタジー

さくら物語

翔架

桜の木の下で出合ったのは、不思議な女の子だった―

完結

60ページ

更新:2009/03/31

説明

 
入学式に遅刻しそうだった俺は、校門を潜り、校庭の隅にある桜並木の横を通り抜けようとした。


その瞬間だった。


ブワッと風が吹く。


視界が一瞬だけ遮られ、再び見えた時、目の前にひとりの女の子がいた。 


「…綺麗……」


思わず言葉が漏れ、立ち止まってしまった。



――なんて綺麗なんだろう…



彼女は上を向いて何かを見ているようで、こちらには気付いていなかった。


何かを見ている憂いを帯びたその表情は、とても儚げで、まるで散りゆく桜の花びらのように綺麗だった。


「え…?」



なんだか違和感があり、彼女が見上げている木と周りの木を見比べた。


―なんで…?


彼女が見上げていたその木だけ、桜の花が咲いていなかった――



『さくら物語』



第4回小説祭「卒業・運命・未来・さくら」参加作品

 

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