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狂物話-クルイモノバナシ-

小説 ファンタジー

狂物話-クルイモノバナシ-

柚希

それは、とても愚かな始まりの一週間。

休載中

20ページ

更新:2009/07/05

説明

果たして、と僕は思う。

殺人鬼は殺人鬼であって殺人鬼でしかないのだろうけど、誰も殺さずにすむ方法があったのではないか、と。

しかし、殺人鬼は人を殺して、自分のことも殺してしまった。
無様にも、滑稽に。

彼女は――彼は、何がしたかったのだろうか。
僕を巻き込んで散々暴れて散々殺して、そして散々泣いた殺人鬼。

彼は人間であることに失敗し、ついには殺人鬼であることにさえ失敗した愚かな存在。

まだ、僕と同じ15歳だったというのに。

「道を違えてるね」

そう言ったのは君だったけど、それは君の事に他ならない。

「愚かだね」

やっぱり、滑稽だったよ殺人鬼。君はとても愚かだったね。

もう。会えないけどさ。

今度、会うときは――。


果たして、と僕は思う。

あの血だらけで、底抜けに愚かだった、一週間を。




滑稽シリーズ第一弾。
「狂物話-クルイモノバナシ-」
ここに開幕。

※この話には少しグロテスクな表現が含まれております。

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