このページのリンクアドレス

エブリスタ
長老の樹

小説 ミステリー・推理

長老の樹

折房伝馬

(1)

学校に昔からある大樹。その樹にもたれかかるようにして一人の少女が死んでいた。

完結

333ページ

更新:2015/12/14

説明

一人の少女の死、そしてそれに伴い学校内で噂される少女の失踪事件。
少女が失踪したその事件の裏に隠された真実とは何なのか?




2010年3月5日 公開開始
2010年4月7日 完結
2015年12月14日 誤字、脱字、表記の一部修正を実施

この作品のタグ

作品レビュー

ねたふり狸
ねたふり狸さん
【作品】長老の樹についてのレビュー

ネタバレ

(応援)

樹齢三百年以上を数える大樹は、『長老の樹』と呼ばれ、生徒達を見守ってきた。
若さが弾け活気が溢れる『生』も、ひっそりと暗闇に沈んで行く『死』も。

この作品は2010年に完結されましたが、読み返す度に、『長老の樹』が実に上手く使われていると感心します。
どの辺りが上手いのかはネタバレになりますので伏せますが。

少女の失踪から始まる事件は、切なくて、物悲しくて……、解決しても、少しやるせない。

他のレビューでも語られているのですが、この作品は『犯人当て(フーダニット)』ではなく、『何故起こったか(ホワイダニット)』が本筋と言えるでしょう。
だからこそ、最初から最後まですべてを見てきた『長老の樹』がタイトルとして掲げられていることに、読了後感嘆するのです。

折房ミステリの面白さは、不可解な謎と精緻なトリックとフェアプレイ精神息づくストーリー展開だけではありません。
事件解決の爽快感だけではなく、しんみりとした余韻も面白さの一つです。

しかし、作品の内容に触れると全部がネタバレになりそうで、謎解きを目的に読まれる方には紹介しづらいです。
「最後にどんでん返しがあるから詳しいことは言えない、とにかく読んで!」としか言えない。

願わくは、亡くなった少女に冥福を。
苛まれ続けてきた関係者には安寧を。
事件を解決に導いた『トミーとタペンス』には、明るく微笑ましい未来を!

もっと見る

2015/12/14 20:31
コメント(1)

折房伝馬さんのその他の作品

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント