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トリノカゴ

小説 ファンタジー

トリノカゴ

舞阪俊也

白い世界。テンシと神様。傷と温もり。

完結

28ページ

更新:2010/05/06

説明

真っ白な世界。そこは、曖昧模糊な世界。

記憶を失い、自分の名前も分からぬ私は、境界と呼ばれる場所で二人の少女と出会った。


「ユキ、“神様”とは何だ?」

「大きな鳥籠。中にいた少女は、一体誰なのだ?」


記憶と傷。白雪に包まれた少女。


「これは《雪》よ。……とても冷たいけれど、とても温かいもの」

「知った風な事は誰でも言える。でも、それは実質嘘なの。“心の傷は、いずれ向き合わなければいけない”なんて戯言なのよ」


傷と未練。七色に包まれた少女。


「お父さんは、わたしを殺してもくれなかったんだ。わたしを産んで、産みっぱなし。
 だから、どうしても許せなくなっちゃったの。――わたしを置いて遠いところへ逃げた、両親の事が……」


未練と記憶。光に包まれた私。


「私が望むは七色の救済。ただそれだけだ。
 未練? そんなもの、初めから持ち合わせていないな」



それは、人の心を理解しようとした、一人の少女の物語。

それは、とっても小さいけれど、とっても優しい温もりの物語。

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