このページのリンクアドレス

エブリスタ
荒れ狂う波のように

小説 恋愛

荒れ狂う波のように

レモン

喧嘩するほど仲が良いと言いますが、喧嘩しすぎでしょこれは。

完結

217ページ

更新:2010/09/25

説明

ある高校の緑茂る中庭に男子生徒の声が響いた。


「物理のテスト何点だった。」


その声に女子生徒が答える。


「人にものを聞くときはまず自分からでしょ。」



「それは、点数が悪かったと判断していいのか。」



「そんなわけないでしょ。私、物理得意なんだから。」


「それいうなら俺だって得意だよ。」


「あれ?菜直が得意なのは体育じゃなかったっけ。」


「ああ。だが、物理と体育は紙一重だぜ。」


「どこがよ。」


「わからないかな。だから皆実は数学が苦手なんだよ。」


「悪かったわね、数学が苦手で。」


「そう躍起になるな。」


「なってないし。」


「なってるよ。いつもより目線が下だ。」


「何、適当なこと言ってるのよ。私はいつも一定の高さで物体を見ています。」


話が脱線しかけたところで第三者が姿を現す。


「おい、お前ら、また言い争いか。」


「言い争いではない高貴な会話だ。」


「そうよ、そうよ。あんたなんて帰れ。」


「高貴な会話ってなんだよ。あとなんで帰れと言われなければならんのだ。」



果たしてこのような論争の中に愛はあるのか。


皆実と菜直の激しい言い合いを描いた恋物語です。

この作品のタグ

作品レビュー

レビューがありません
最初のレビューを書こう!

レモンさんのその他の作品

この作品が入っているマイリスト

登録されているマイリストはありません

この作品の参加イベント