このページのリンクアドレス

エブリスタ
The Little Match Killer~ヒニシズム~

小説 ファンタジー

The Little Match Killer~ヒニシズム~

囲味屋かこみ

むかしむかし、大きな世界のとある街に、マッチを売り歩く一人の少女がいました。

完結

54ページ

更新:2010/08/04

説明

 大きな世界の平和な街に燃え広がる『放火魔』の噂。捨てられた『少女』は、新たな灯(ひかり)に包まれながらも、今日もマッチを売り歩く。例え貧しさがお腹の音を鳴らそうが、例え寒さが手の体温を奪い去ろうが、それでも少女は幸せだった。

 何故なら少女には『家族』がいたから。

 マッチに灯を灯さなくとも感じられる、暖かな『灯り』。少女は、確かに幸せだった。

 
 そう。


 日に沈む――ヒニシズム――夜空の彼方、血のように燃え上がるあの紅蓮を目にするまでは――。

――

 物語は、語り部を失ってなお、そこにあり続ける。それは灯りを失ってなお、少女に幸せが残ったように。裏切りの果てになお、女に愛が遺ったように。愛を燃やし尽くしてなお、男に快楽が遺ったように……。


 やがて燃え上がる。

 第一の物語。

 灯(ひ)の復讐劇。

 ヒニシズム――灯に沈む――。


 さあ、物語を始めましょう――?

この作品のタグ

作品レビュー

レビューがありません
最初のレビューを書こう!

囲味屋かこみさんのその他の作品

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント

参加しているイベントはありません