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リステン ドッグス

小説 BL

リステン ドッグス

リステン ドッグス

純鈍 先生

(14)

◆頭が良いのか、悪いのか……。取り敢えず、この阿呆め。

完結

1047ページ

更新:2017/08/10

説明

その男、鈍感な阿呆の大全集。
あの男、鋭く賢く阿呆で暇人。


二人の大輔が巻き起こす、一風変わった犯人を犯人に仕立てあげるミステリーの世界。

空前絶後とまで言われた栂の病。

ライバルは言葉で言い表すことが出来ないほど○○な探偵。

一人の刑事と一人のヤクザが謎を解き明かす。

事件が起きたならば、彼等が大きな輔(たす)けになるでしょう。



栂「皺々の婆さんに飼われてるシーズーみたいな気分です」

深澤「同感だ。だが、皺々の婆さんが飼ってるシーズーの方がマシだ」


彼等の心の変化は成長の証。
世の中は嘘吐きと偽りばかりだ。



☆非鋭利ミステリー、高嵜五男梨の事件簿(仮)[リンク]

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作品レビュー

mei.
mei.さん
【作品】リステン ドッグスについてのレビュー

ネタバレ

読み終えた後、思わず頬が緩んでしまうような…あたたかい空気に包まれてるような感覚でした。


普通に生活していたなら絶対交わることのなかった二人。
もちろん刑事とヤクザということから出会う可能性はあったとしても、関係性はそれだけのはず。
でも、出会ったことによって、お互いに関わっていくことによって、二人とも様々な感情を引き出されていく…
その様子が読んでいるこちらの忘れていた感情をも揺すぶられる気がして、物語の世界観に引き込まれていきました。


初めて会ったその時に見せた栂くんの笑顔を人懐っこいと感じた深澤さん。
そう感じた深澤さんの感覚が大好きです。

その時の栂くんの笑顔は作られたものかもしれない。演じていただけかも。
でも深澤さんにとっては嬉しそうな笑顔に見えた。
それが深澤さんの人柄を表してるようで好きなシーンのひとつです。


いろいろな事件を通して二人の距離が近づいていく…でも。
拒絶されることを怖がる栂くんの心情がほんと切なくて……心が痛かったです。
落胆、絶望、失望…そうゆう感情を味わいたくない。
それが無意識に、ある時は意識的に深澤さんに対する言動に表れていて、胸が締め付けられました。
そしてそうゆう言動に対して深澤さんがかわすのではなく、真っ直ぐ受け止めてくれる様が…締め付けられた胸を解いてくれるようで…

深澤さんにしてみたら、悪戯されて揶揄われて、それにいちいち反応しちゃってるだけかもしれませんが(笑)でも栂くんにとっては、そのことが気づかないうちに日常に欠かせないこと…だったのでは、と。
親の愛情を確かめる子供のようで、この二人のやりとりは見ていて(読んでいて)微笑ましかったです。


最後、深澤さんに近づいた理由が明かされて…
もうその時には栂くんは深澤さんと出会った頃の栂くんではない。
だからこそのあの行動。
なんかもう嬉しくて泣きそうになりました。


そしてやはり作者様の作品は、どのキャラクターも個性的で…みんな好きになっちゃいますね(笑)
なんだこいつ!と思わせるようなキャラクターでも(誰のことかは言いません 笑)読んでるうちに登場が楽しみになってしまう、つい笑ってしまう、不思議です。


今回も素敵な作品読ませていただき、ありがとうございました☆

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2016/11/14 18:51
コメント(4)
mimiko
mimikoさん
【作品】リステン ドッグスについてのレビュー

ネタバレ

元ヤクザの幹部、栂大輔くんと、わけのわからないうちに本庁付けで昇進していた警部補、深澤大輔さんの……

うーん、何て言ったらいいんでしょう。
ちょっとジャンル分けは悩みますね。
読まれた方がそれぞれで判断してください。

欠片を集めて、ただ人間の形に整えただけのような青年、栂くんが、不器用で涙もろい深澤さんと共に時間を過ごすうちに、
なんとなく変わっていくという、ヒューマンストーリーな展開が、とても好きです。

まず深澤さんの何者も放っておけないお人好しキャラクターは、すごく好感がもてるし、魅力的。
ちょっと卑屈ですぐいぢける様子もキュートで、どこでもズレた感じにモテる(?)理由に、激しく納得です。

栂くんも、素っ気ない口調や素振り、自分で自分が好きになれない信じられない様子も、
生まれや生い立ちを知れば納得できるし、
深澤さんにいたずら仕掛けたり皮肉いったり、意地悪したりする様は、
何度も何度も親の愛情を確かめずにはいられない幼子みたいで、なんだか切ないです。

こんな魅力的なふたりの物語ですが、前半がものすごく惜しいと思いました。
ストーリーのリズムがずっと一定なのですよねぇ。

時間軸に沿って正確に話を進めていくのが、筆者さまの文体ですが、長編なので、物語の導入に読者へのサービスを持ってくるといいと思います。

あと、キャラクターに自分を投影しながら読む読者も多いです。
それがてっとり早く読者さまにキャラを印象づける手法でもあるので、少し想像の余地を残してくれると嬉しいかな。
考えていること、全部伝えてくれなくてもいいと思いますよ。

独特な漢字に(ふりがな)を振ってまで、物語のムードを作り上げていく筆者さま。
ものすごく丁寧な人だーと、素直に感心しました。

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2016/05/31 21:25
コメント

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