このページのリンクアドレス

エブリスタ
空の海

小説 歴史・時代

空の海

国香

(3)

公式イベ【外道主人公】佳作。持ち物は才能だけ……貧乏貴族青年の隠された恋。

完結

515ページ

更新:2018/02/28

コメント:外道主人公イベで佳作を頂きました。歴史というより、ほとんど空想、ファンタジーです。捏造ありで、歴史の勉強には全くなりません。

説明

外道主人公イベで佳作を頂きました。










――――――――――――――
~かつて渤海という幻の大国があった~



不安定な新興国・定安に生きる一人の若き貴族。

貧しい彼は、いつも疎外されていた。
救いの手を差し伸べてくれる人はなく、彼自身の才能だけで、運を切り開いて行くしかなかった。


そんな彼にも、秘められた恋くらいある……





─────────────

中国、ロシア、北朝鮮に広がっていた謎の大国・渤海。

平安時代の日本が最も親しく交流していたのは、唐ではなく渤海だった。

しかし、突如として滅亡してしまう。

その跡地には、渤海を復興しようとした人々がいた。



渤海滅亡後に存在したかもしれない復興国を舞台にした物語。







実在の人物も登場しますが、架空の人物も多い、実在も疑わしい国が舞台の、作者の完全妄想小説です。歴史の勉強にはなりません。

歴史小説ではなく、もはやファンタジーというレベルです……

この作品のタグ

作品レビュー

夏月  海桜
夏月 海桜さん
【作品】空の海についてのレビュー

ネタバレ

読了しました。

渤海。かつて有った国の名。滅びた国。その滅びた国に建国された国が有った。その国に一人の男あり。彼は、知略に満ちた人だが、その境遇ゆえに、人を信じる事がなかなか出来ない男でもあった。
主人公である彼は、強烈な個性を持つ。読者は賛否両論だろうが、個人的にはこういう人物がいることに、リアリティーを見る。彼は、性格が人を喰っていて、笑顔を浮かべながら人を裏切る。だが、その知略を余す事なく使う性格はかなり好きだ。
このような人物は、平穏な世の中では生き難い。乱世であるがゆえに活躍出来る。国という大きなものを背負い、舵を取るために使えるものは何でも使う。危険な考え方。だから、政敵も多い。それゆえに彼は投獄もされてしまう。
だが、国と、自らが認めた主のために自分の幸せなど顧みずに突き進む姿は、いっそ天晴れ。そして、そんな男を愛し、そんな男に愛された女もまた、尋常ならざる人。
正直。歴史小説ではあるし、ドラマのようでもある本作品は、読みごたえたっぷりで、中国の歴史が好きな人にはかかせない、とお薦めする。
しかしながら、本作品は、一人の男性……それが主人公の彼なのだが、その主人公の生涯を書き記した大作である。なんという人間ドラマ。人間描写。人間を懇切丁寧に描いている。これは、知識をしっかり持った人ではないと書けるものでは無い。
ラストもいかにも彼らしい、と思ってしまった。最初から最後まで突っ走った男。その生涯と、歴史を知りたい方は、ぜひ読まれるべきだろう。

もっと見る

2014/09/08 21:07
コメント(1)
しましま
しましまさん
【作品】空の海【完結】についてのレビュー

ネタバレ

まずは、完結お疲れ様でした。

読了して最初に思ったことは。

是非書籍という形で読んでみたいと言う事です。

ケータイの横書きの表現の中でも、十分厚みのある内容ですが、是非、縦書きの活字で読みたい。
そうすればもっと、読み取れる何かがある気がする。

そんなお話でした。

正直、渤海という名はうっすらと聞き覚えがある程度。
登場人物の誰が実在し、誰が架空の人物であるのか。
それを見極める知識もありません。

けれど、読み進めていくうちにそんなことはどうでもよいと思うようになりました。

それは物語の中で心海や理那が、確かに「生きて」いたからです。

激動の時代を己の知力のみで駆け抜けようとした、心海。
それをどこまでも、強く優しく見守り続けた理那。

心海の謀略は時にあざとく冷酷だったけれど、物語の芯にある二人の確かな愛が、それを中和しているように感じました。

そして、心海だけでは無く、烏玄明や昔耶津など、様々な人物を丁寧に描くことで、歴史の狭間にに存在した「定安」という国の激動を、すごくリアルに感じることができました。


本当に、読み応えのある作品でした。

素敵なお話、ありがとうございます。

もっと見る

2014/01/07 21:46
コメント(1)

国香さんのその他の作品

作品を読んだ人におすすめ

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント