春に始まる雪と月

晴れてばかりも、いられない

夏月

16分 (9,053文字)

3 1

あらすじ

「晴れと曇り、そして雨」 晴れた日にも雨は降って 梅雨の時期にも晴れがある 手繰りよせた空の糸を束ねたら それは絡まってしまわないのか 毛玉を千切れば生まれるなにか 摘まんだものは

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