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課金魔術のプロトコル

小説

課金魔術のプロトコル

課金魔術のプロトコル

多数存在

(7)

魔式ダウンロードはタダじゃない

完結

256ページ

更新:2014/07/20

説明


第二部はこちら→[リンク]




現代ファンタジーライトノベル



ごく限られた才を持つ者だけが、異界より魔式と呼ばれる限定法則をダウンロードすることで、魔法を使うことができる。


だがその代償は――

通信費、つまりお金



才には恵まれたが懐の寂しい高校生ユキト


仲間たちと協力しながらの異界体ハントの中、あろうことか謎の黒ずくめの一団に獲物を横取りされてしまう


魔法を使うための資金が底をついてしまったユキトは、バイトに励みつつ、黒ずくめの一団を追う


果たしてユキトは一団に辿り着けるのか?

――そして敵の正体とは?




☆かっこいい表紙は、みなみ成実さんにいただきました[リンク]

☆蜘蛛川あわさんイラストによるキャラクター設定集[リンク]

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作品レビュー

明鏡院ワタル
明鏡院ワタルさん
【作品】課金魔術のプロトコルについてのレビュー

ネタバレ

面白いし、何よりわたくし好みの内容じゃないですか。国が絡む謎の組織に依頼を受けた少年少女が謎の敵と、それも現実世界のコピーみたいな結界の中で戦ったり、一見現実世界っぽく見えるけどSF的な超技術を有するパラレル日本だったり、すごく好みの題材です。主人公たちの使う超技術の説明に、同じ技術が一般人の買い物にさえ使われているというシーンが使われるとか、なかなかにSFとしても楽しめました。

カッコイイ魔法にお金という現実的な代償がともなうリスクが、そのままバトルシーンと日常シーンのギャップを生んでいたいたりも良い構成だと思います。ギャグと思われていたちょっとした台詞(マルチ商法とか)が意外にも伏線になっていたりと、文庫本一冊程度(であろうと勝手に推測)の文字数制限をふんだんに活かした起承転結があったなあと。

ヒロイン達も個性豊かで、プロローグの章で読者たちが「俺はこの子好き」「僕はこの子いいとおもうなあ」と、その作品における「嫁」あるいは「推しメン」をパッと選べるようになっているのも上手ですね。

ただ、プロローグでは「やや(約一名はガチで)スケベな女の子たちが朴念仁な主人公を狙い合っている」かのように見えるのが、その後の章以降では「ピュアな女の子たちを主人公がエロい目で見つつ友情を育みチームとして困難に立ち向かう」という方向へと不自然に逆転しているかのようにも見えました。(一気読みしたせいか、わたくしの勘違いかもしれませんが)

ご想像の通り俺はラン様を選びました。尺の都合上登場シーンが少なかったり、掘り下げのなかったヒロインも多かった中、後半かなり見せ場&内面が描かれていたりして良かったです。(逆に二話以降空気にならないか心配だったりもしますが)

親友兼ボスの長井君も、主人公というフィルターを通せばいいやつ&違和感というか犯人らしさを感じさせないようにしながら、傍から見れば(そして読者としても薄々と)こいつだろうっていうのを絶妙に臭わせていたあたりがいい演出でしたね。ただ、もう少し主人公含む魔法使いへの憧れだとか、そういった部分が前半の日常パートでも滲み出ていればよかったかなあと。(あなたも自分の作品の親友兼ボスキャラで似たようなことやらかしてるじゃないかというツッコミはなしの方向で・・・・・・経験者は語るってやつです)

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2014/07/02 20:51
コメント(1)
まさりみか
まさりみかさん
【作品】課金魔術のプロトコルについてのレビュー

ネタバレ

異世界より課金しながら魔法をダウンロードし、地球に入ってくるバグと戦うローファンタジー……と思いきや様相が変わるところがまず最初にこの話の面白いところだと思います。

高校生活の仲間や友人との会話も面白く、ユキト君の脳内ツッコミに笑ってしまします。

今作はこれから先に広がる世界の序章ということでキャラの紹介や世界の構造の説明、敵の組織の謎や疑問が顕わにされこの先の展開に期待を持たされました。


***以下ネタバレ***




どのキャラも個性的で魅力的でしたが、今作、私が心に残ったのはやっぱり長井君です。
最初に道を誤った彼の心境は想像でしか分かりませんが、ユキト君と友として談笑する彼は多分複雑な思いを抱いていたと思います。
彼は最後ユキト君と戦うまで、自分が一番魔術の才能があると思ってたんだと思います。
自分だったらハントでもなんでもユキト君たちより上手くやれる。
なのに彼らはお金という制約はあっても自由に魔術を使え、信頼できる仲間もいる。
自分は命すら危うい。
理不尽だ。
それと最初にクスリをばらまいた者としての責任。

それが彼を今回突き動かしたものかなあと想像すると切ないです。
ユキト君の人のよさに友情も感じていたでしょうから。

そして思います。
彼ほどの才能を有していたものなら、もしかしたら、普通にしていても大人になったら魔術士として覚醒したのではないかしら?
ユキト君とハントする未来もあったのかなあ…って。

今となっては詮ないことですが、長井君や長井君の仲間の命や未来を奪った孫さん許せません。
確かに道を誤ったのは彼ら自身だし、彼らがやったことも簡単に許せることではない。
でも、甘言で人を惑わし、彼らを実験台にした孫さんの組織(なのかな?)は絶対許したくない。

ユキト君もウメノちゃんもがんばって!
続編期待してます。

あ、黒い鶴に喰われるサンセット、印象的な絵だと思います。
それにプロトコルに最後まで例外がなかったことに笑いました!まったく世知辛い(笑)

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2014/06/03 01:48
コメント(2)

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