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僕がどんなに君を好きか、君は知らない

小説 恋愛

僕がどんなに君を好きか、君は知らない

僕がどんなに君を好きか、君は知らない

柴谷 潤

(5)


「歌を聴いて短編を書こう」シリーズ第4弾



あなたの、黒い髪が好きだった。


あなたの、優しい..

完結

9ページ

更新:2017/12/24

説明


「歌を聴いて短編を書こう」シリーズ第4弾



あなたの、黒い髪が好きだった。


あなたの、優しい笑顔が好きだった。


決して僕の手には入らない……その、温かいぬくもり。


この恋は最初から、終わるために始まった。



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作品レビュー

休☆
休☆さん
【作品】僕がどんなに君を好きか、君は知らないについてのレビュー

ネタバレ

気持ちのせめぎ合いが切ない物語です。

読了後、登場人物3人のそれぞれの気持ちが伝わってきます。

それは切なさとずるさが絡まります。『聖域』と表現されたそれぞれの立場はとても絶妙です。

聖域(侵してはならない場所)としながらも、どこかそれを壊してしまいたいと感じさせるそれぞれの想いが滲み出ています。

切ないことに藍沢は雪乃(兄の婚約者)を想い、凜子は藍沢を想っています。

雪乃の気持ちが本当に兄だけに向いていたのだろうかと感じさせるシーンがあるからこそ、藍沢が逃避を選んだ理由がしっくりきます。

家族になるなら避けることが出来ない、自分の気持ちにけりをつける決断です。

凜子も気持ちの行く先を探しています。

時間が解決するものでしょうが、けりをつけないことで思い出は美化されるものかもしれません。

こんな場合、好きになったことを後悔しない選択は、相手に気持ちを打ち明けないことであると言われているように思えます。

まだ若い藍沢と凜子は、また別の誰かを好きになるでしょう。
その時まで、自分だけの聖域に想いを閉じ込めていて欲しいと思いました。

恋愛とは繊細な壊れ物なのだと感じさせてくれる素晴らしい作品でした。


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2016/09/02 09:13
コメント(5)

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