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第九話《狩野第31話(第一部 前半)》

小説 ヒューマンドラマ

狩野宿六~不条理・因果律

第九話《狩野第31話(第一部 前半)》

女郎花

(7)

人の世の愚かしさ<第一部 前半>

完結

28ページ

更新:2018/07/18

無料

説明

『洋上の月に問う影絵』
<第一部>前半

 洋上で出逢った人魚が、私の罪を許してくれたのだった。

★[リンク]『狩 野 宿 六』連載中小説集から抜粋シリーズ化小説


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作品レビュー

しーの@事故にも負けず、頑丈です!
しーの@事故にも負けず、頑丈です!さん
【作品】狩野宿六~不条理・因果律についてのレビュー

女郎花さんは、文才のみだけでなく、絵の才能も持ち合わせた類い希なるアーティストで、だからか、文から思い描く世界は何よりも幻想的なのに確かな現実として受け手の心に鮮やかに映し出されます。
その中でもこの作品は、是非映画化して欲しいくらい心に衝撃を受けた作品で、描く情景は美しくも物悲しく、
主人公が図らずも苦しめてしまった女性は、愛しいものを想いながらも泡沫に消えてしまった人魚姫の寓話と重なります。愛する人や我が子の為に、いったいどんな思いで厳しい現実に耐えながら日々を過ごしたのか………、
胸が痛みますし、どこかで幸せであって欲しいと願わずにはいられないのです。
尚、この中には現代世界が抱えている………というよりすでに隣り合わせの問題をいくつも盛り込ませながら、主人公たちに降りかかる問題を通して警鐘を鳴らし続けます。
これは私たちひとりひとりにやがてのしかかってくる大切な問題………、
女郎花さんはあくまでも押し付けがましくなくさり気なく大切な提唱を唱えて下さっています。
私を含め、色んなことに目を伏せがちな世間の風潮、その結果が招く恐れのある取り返しのつかない現実に目を向けさせて下さった女郎花さんに、心から感謝申し上げます。
願わくは、敏子さんの来世に、幸多かれと…………。

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2015/07/26 19:04
コメント(2)
hoto
hotoさん
【作品】狩野宿六~不条理・因果律についてのレビュー


毎回女郎花さんの書く作品を読むと、その世界に引き込まれ考えさせられてしまいますが、この章は特に深く引きづり込まれた感があります(;´_ゝ`)

『水俣病、原発、地震』重いテーマを軸にし、主人公の心模様、人生そのものを明暗織り混ぜ書き込まれた作品だと感じさせられます。

その中での敏子の存在。
純朴でありながら芯の通った強さ。
それが『母親』であるからこその強さですが、敏子自身も病に侵され、底のない不安を抱えながらの日々の生活はどうだったのかと考えると心が痛みます。
それすら感じさせない明るい立ち振舞いは、自分の運命に翻弄されぬよう本能がそうさせていたのではないでしょうか。

こどもの頃から全てに恵まれていた英雄が、洋上で敏子と出逢い、惹かれ、失い……
僅かな期間に英雄の歩む方角を決定付け、今まで見えていなかった真実と向き合うキッカケを与える。
敏子の存在はそれほど大きかったのでしょう。

この作品では所々に重要な人物が散りばめられてますが、その全ての人物がこのテーマあってこその重要な人物だと思います。
それが絶妙なタイミングで登場するので、無駄を感じさせられない構成は、つくり込まれてるなぁ、なんて感じたりして(--;)


完結ではありますが、きっとこの続きは娘愛奈に引き継がれ先に繋がっていくことかと思われます。
まだまだ終息することのないテーマ。

とても素晴らしい作品に出会えました。
女郎花さん、ありがとうございます。



深いテーマだけに、レビューするか悩みました。
レビュー恐怖症なので(笑)
感じさせられる事が多すぎて自分の筆力では……(;´_ゝ`)ハァ
中途半端で申し訳ありません。

あ、ただ
もし、自分が英雄だったら……、
敏子に手を出してしまった気持ちもわかります(;´_ゝ`)ウンウン
深い様で単純、単純な様で深い……ボソボソ

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2015/07/08 11:48
コメント(1)

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