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虚言実現の活動記録

小説

虚言実現の活動記録

虚言実現の活動記録

パプリカ

「とりあえず世界でも『破壊』すっか!」

休載中

215ページ

更新:2015/02/04

説明

昔のことだ。
ご大層な家の娘らしい幼馴染みがいた。

互いに好き合っていた、はずだ。
少なくとも、俺の気持ちは変わっていない。

彼女は親の都合で(将来を見据えた『教育』のためだとか)、海外に行くことになった。

彼女は日本を離れる時に、こう言った。

『私、十六になったら絶対に帰って来るから! もしとーくんの気持ちが変わっていなかったら、結婚しようっ!』

ここまではありがちな出来事。
ここからが問題だったりする。

俺と彼女は離れてからも手紙のやりとりをしていた。
そう、その手紙の内容がまずかった。

・学校一の天才、テストはいつも学年一位。
・日本最強の柔道家。
・一日一回は告白されるほどモテている。
・山登りの際、熊の群れに襲われている女の子を助けるために、熊を蹴散らした。

などなど、軽く百個くらいの武勇伝を書き連ねていた。もちろん全部嘘だ。そんなアホみたいなことが現実にあるわけがない。

さて。
今日、こんな手紙がきた。

『あのね、とーくん。
やっと試験を全部合格したんだ!

分かる? ねえこの意味分かる?
そう、そうだよ! 日本に帰れるんだよ!! 私ね、絶対とーくんと同じ高校に通うんだから。

……だからね。
約束のこと、ちゃんと考えていてね』

まずい。このままじゃ手紙の八割以上が嘘だってバレちまうじゃねえか!!

じゃあどうするか。
素直に白状する? あり得ねえ。そのせいで『約束』がご破算になったらどうするんだ。

ならば手は一つしかない。
嘘を本当にするしかねえ!!

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