今夜月の見える丘に

「歌を聴いて短編を書こう」シリーズ第6弾

柴谷 潤

恋愛 完結
3分 (1,549文字)
「歌を聴いて短編を書こう」シリーズ第6弾

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あらすじ

寂しそうなひと だった。 いつから好きになったのかなんて……覚えていない。 あの夏、俺の手をすり抜けたひとは、今どこでこの月を見ているのだろう……? *****

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感想・レビュー 7

地の文のほんの一節が、前作に引き続く切なさを一気に呼び覚ます、柴谷さんの文章の力強さって本当にすごい。 力強くて繊細。登場人物の心の揺れが、文字から滲み出すかのようで。いつしか主人公が自分と重なって
ネタバレあり
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冷たい水が、苦かった。アスファルトがあつくて、あつくて、そのまま足元からとけてしまう……。柴谷さんの書く言葉や文章は、私の胸にひかかって、ずっと残るんです。印象的で、繊細。大好きです。短いページの中、
ネタバレあり
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『柴谷 潤』というクリエイターは、少ない言葉で雰囲気を作り出すのがとてもウマイ!! 勉強して得るものとは違う、一種の生まれ持った才能のように思います。 『優しい雨』という作品に出会ってから、私は「
ネタバレあり
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