このページのリンクアドレス

エブリスタ
file1 空に消えたか地に潜ったか

小説 ミステリー

それはホラーかミステリーか

file1 空に消えたか地に潜ったか

汐野 葉

(1)

ホームズの再来?ちょっと困ったイケメン高校生がやってきた!

完結

146ページ

更新:2015/10/02

説明

登場人物、全員変人!!

舞台は首都圏のベッドタウンにあるマンモス校・私立聖帝永和学院高等部。

それぞれ変わった趣味と人に言えない悩みを持つ、平凡な高校生三人の前に現れたのは……


※※※※※※※※※※※※※
【登場人物】

◆黒夜叉 灰 (くろやしゃ かい)

シャーロック・ホームズに心酔する、推理マニアの高校生。飛び級でアメリカの大学で犯罪心理学を専攻していた。IQ160超の17歳。
六カ国語を操り、情報処理や科学捜査にも詳しいが、将来の社会生活を心配した両親によって休学させられ、日本の高校に通わせられることに。


◆和籐 愛莉(わとう あいり)

ゴスロリファッションをこよなく愛する、幽霊と血が苦手な17歳。
基本的にはお洒落や青春を謳歌したい普通の女子高生。


◆森村 漣斗(もりむら れんと)

ミステリー小説家を夢見る。開業医の息子で医学部進学を期待されているのがちょっと重たい17歳。

◆シエラ・シュニトケ

自称、霊媒師体質の留学生。ありとあらゆる国、文化圏の幽霊を見たと主張する17歳。


◆黒夜叉 緋色(くろやしゃ ひいろ)

灰(かい)の兄。警視庁の幹部候補生で研修のため灰の住む街の警察署に赴任。時々ヒントをくれる。

◆森村 舞玖(もりむら まいく)

漣斗の兄。監察医。職業の割には超常現象に並々ならぬ興味を持っている節あり。


※※※※※※※※※※※※※

?w2015 4/30 朝日エアロ文庫グランプリ予選通過。10/26 新潮文庫ミステリー・エンターテイメント賞予選通過。m(_ _)mアリガトウゴザイマス?w

この作品のタグ

作品レビュー

熊川直孝(クマガワ ナオタカ)
熊川直孝(クマガワ ナオタカ)さん
【作品】それはホラーかミステリーかについてのレビュー

ネタバレ

 シャーロキアン歓喜!

 ここまで計算づくで「才能を使い遊べる」名探偵と作家様は、なかなかいらっしゃらないでしょう。

 流体力学のセオリーをさらりとコーンスープという《身近なもの》に投影するテクニック。
 帰納法を効果的に用いて、事件の背後関係やそのシチュエーションのロジックを組み立てるという発想と構成力。嬉しくなりますね。

 また、主人公を始めとする全登場人物の名前に、古今東西のミステリーへのオマージュが感じられて、敢えて狙い撃ちにした(読者ターゲットがミステリマニアであればある程、この効果は絶大なものとなる)設定と相まって楽しいです。


 灰(色の脳細胞、エルキュール・ポアロ)やアイリーン、モーリアーティ教授、何といってもシャーロック・ホームズのデビュー作である『緋色の研究』からのイタダキに加え、扱っている事件そのものにも極めて高度な《仕掛け》が見え隠れしています。
 通常、個性的な登場人物(スペックが高ければ高いほど)が複数出ると、興味を持たれる反面、肝心の物語の方が疎かになりやすい傾向もあるのですが、作者様がベーシックを留意しつつ執筆している為、読み物としてのリーダビリティーが高く、作品世界に入り込めるのです。

 日本のミステリ界では、若干パロディやパスティージュが軽視されて来たようなので、ここに来てブレイクスルーポジションの作品が生まれたことは、大変喜ばしいと思います。

もっと見る

2015/03/25 06:51
コメント

汐野 葉さんのその他の作品

この作品が入っているマイリスト

この作品の参加イベント