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偽りの白銀世界~嘘が現実となった日~ 

小説 ライトノベル

偽りの白銀世界~嘘が現実となった日~

偽りの白銀世界~嘘が現実となった日~ 

ツクモ

俺の嘘は現実となって現れる。だから、嘘にはならないのだと。

休載中

15ページ

更新:2015/04/19

説明

 ある日、九条 雅(くじょう みやび)という女の子に告白された主人公の一之瀬 凛(いちのせ りん)は、大きな嘘を吐いてしまう。

 俺には恋人が居る、と。

 その嘘は、凛にとってある意味本当ではあるのだが、やはり嘘に変わりはなかった。

 というのも、凛は小学生の頃に、とある一人の少女と恋に落ちていた。一方的な恋心ではなく、完全なる両想い。その少女とは毎日のように決まった場所で会っては、一緒に遊んでいた。

 しかし、ある日を境に少女は姿を現さなくなってしまう。それでも、凛は少女が来てくれることを信じて、いつもの場所で毎日のように待ち続けた。
 
 そんな凛であったが、中学生にもなると、やがてあの場所には行かなくなってしまう。これは少女のことを忘れたのではなく、もうあの場所に少女は来ないのだとようやく理解したからだ。何年待っても来ないのだから当然分かるはずだ。
 
 そうして季節は流れ、高校生になっても未だに彼女のことを忘れることが出来ずに居る凛であった。あの少女は今どうしているのだろうか、自分のことを覚えていてくれているのだろうかと。

 未練がましいと思いながらも、凛はどうあっても彼女が好きであった。今でも恋人同士であると信じている……いや、恋人同士でありたいという我儘なのだろう。
 
一ノ瀬 凛は基本的に嘘をつかない人間だ。

 だからこそ、凛は自分にとっての本当のこと――嘘を言ってしまったのだ。

 俺には恋人が居るのだと、だから気持ちには答えられないと。
 
そして、その嘘は嘘ではなくなってしまう。なぜなら、彼女が現れてしまったからだ。

「誰って、私は凛の恋人。凛も言ってたじゃない」

 その日、凛は初めて知ることになる。自分の嘘が現実となってしまうことを。

 ――これは、嘘をつかないと決めた一之瀬 凛が嘘をつく物語。

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