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吠声―隼人彷徨―①

小説 歴史・時代

吠声―隼人彷徨―①

吠声―隼人彷徨―①

コロク

わかちあえ、その痛みを。 「第十五回 歴史浪漫文学賞」 三次選考通過作品

連載中

15ページ

更新:2018/02/12

説明

奈良時代、南九州一帯に居住していた「隼人」と呼ばれる人々はヤマト王権への帰順を求められ、朝貢を行っていた。
大きく分けて薩摩半島を根拠とする「阿多隼人」、大隅半島を根拠とする「大隅隼人」との二大勢力があり、古くから相当数の隼人たちが故郷を離れ、畿内とその周辺に移住していた。
神話上では天皇家の始祖と血縁があるとされる阿多隼人の若者カザトは、養老元(七一七)年、朝貢のために薩摩半島からヤマトへとやってきた。六年の任期で求められるのは、隼人の特技である竹器の製作や、朝賀の儀や行幸などに際して隼人に特有の「吠声」と呼ばれる声を発する呪術によって王権を守護することであった。
相撲の源流である「スマイ」という格闘術に長けたカザトは、渡来系官人で拳法を得意とする秦(ハタノ)貴志麻呂(キシマロ)やその姉、出仕の衛士たちと仕合などを通じて心を通わせ、ヤマトに住まう人々に惹かれていく。
だが、ヤマトの軍に頑強な抵抗を続けていた大隅隼人の一族であるヒギトもまた、朝貢のために都へとやってきていた。
カザトとヒギト、因縁の二人が再会する時、時代のうねりが訪れようとしていた―。

序‐スマイビト‐
第一章 阿陀の里
第二章 都

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