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モノクロの罠

小説 ミステリー

モノクロの罠

進藤ハルヒト

(2)

短編本格ミステリー。毒殺トリック。

完結

38ページ

更新:2016/04/30

説明

コーヒーを飲んで死んだ男性。そのコーヒーからは毒物が検出された。yomyomコンテスト優秀賞作品

2016.3.25

この作品に登場する探偵が活躍する短編集「これが本格ミステリーだ」[リンク]と中編小説「鍵のたりない部屋」[リンク]も合わせてお楽しみください。

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作品レビュー

冨森駿
冨森駿さん
【作品】モノクロの罠についてのレビュー

ネタバレ

感想書くのヘタクソなので先に謝っておきます。

いやあ面白かった!
煽り文にもありますが、一万文字で本格って書けるものなんですね。以下、ヘタクソな感想です。的を外しまくるので予めご容赦を。


某新本格と探偵小説の泰斗を連想させる二人の登場人物の名前からして作者様の本格志向を読み取るのは容易い。オチのメタ発言含めこういう細かな遊びは好みだ。

昨今のミステリーはとりわけホワイダニットやフーダニット偏重のきらいがあり、ハウダニットを主題として、それにこだわり抜くような作品には意識して探さないと中々巡り会えない。

今回、僕にとっては幸福な出会いだったと言える。それもたった一万字、休憩時間でサクッと読める。

それでいて徹底したフェアプレイ、おまけに読者への挑戦状と重厚に仕上げきっている。オープンエンディングにつき毒の経路以外のところは自らの想像か後発作品に委ねるしかないが、短編でそれをやれと言うのも無茶な話だ。一万字では遠すぎる。

むしろ評価すべきなのは、あえてハウダニットを貫いたこと、限られた文字数のなかで読者への挑戦状まで引っ提げてくれたことだと思う。

しかし辻霧の名前とコーヒーと煙草のせいでどうしても某十角形の奇抜な館で起きた殺人事件のトリックがちらついてしまいイカンな。これから読み方は僕のような愚かなことにならないため、必ずメモして整理しながら読むこと!

まあ、青酸カリの致死量云々の話は某十角形の奇抜な館で起きた殺人事件で口紅に毒を添付したくだりでも指摘されていることですし、それで面白みが薄れるわけではないので気になりませんけどね。

いや、ともかく面白かった!これからも進藤さんの本格志向を応援します!

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2017/02/02 12:04
コメント(3)

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