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エブリスタ
すいとん

小説

妄想コンテスト作品集その他

すいとん

月美

(4)

すいとんが食べたいと言う正輝の願いを聞き入れ作る頼子

完結

15ページ

更新:2017/09/21

説明

おふくろの味のすいとんが食べたいと正輝に言われ作る頼子、しかしおふくろの味を再現する事が出来ない。そんな時に出会ったおばさんがすいとんの作り方を教えてくれる。



この物語をお読みいただきありがとうございます(*´▽`*)
とても嬉しいです(≧◇≦)
この場にてお礼申し上げます。by月美

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作品レビュー

ももたろう
ももたろうさん
【作品】すいとんについてのレビュー

すいとんですか。 
古い人間には戦後日本の食糧事情が極端に悪く、食べるものが少なかった時代にみんなが食べたものの代名詞になっているあの‘すいとん’を思いださせます。

それは、主食の米が満足に手に入らない多くの人たちが、小麦粉を水でこねて団子のようにしたものを鍋に入れて煮たものであった。昆布や鰹節なども手に入らず満足な出汁もとれないで、しょうゆ味でしかなかったもののようだ。

ここにでてくるものは、まさかこの時のものを言っている訳ではないと思います。
正輝のお母さんはどこかの地方出で、その地方で代々伝わっている郷土料理の‘すいとん’なるものを家庭料理として、正輝は小さい頃から食べて育ってきたのだろうか。

よく‘おふくろの味’と言いますね。
それは何か特別なものでなく、肉じゃがであったり、味噌汁であったり、特に正月の雑煮などは地方によって特色があるようで、小さい頃から食べてきたものが体に、舌にしみついていることでしょう。

そんなものの中の一つがすいとんであったのかもしれません。

決して難しい料理ではないのだろうが、どんなものにも言えようが、例えば‘チャーハン’なんかも結婚した時に嫁さんが作ってくれたものは、おふくろの味ではなかったりする。


そんなことがこの話の中に凝縮されていて、とても素敵に調理されていました。

二人が結婚して、生まれた子供は頼子の作ったものが新しく‘おふくろの味’になるんだということを言わんとしていたのかもしれませんね。そしてそこにはきっとこの‘すいとん’も加わることでしょう。

何気ない話ですが、極上な出汁のきいたとてもおいしい料理を味わった気分がします。

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2016/11/14 20:56
コメント(2)

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