小説 ホラー
月の天使シリスの末裔、フラア・ネフティスの物語。
完結
物語通しナンバー3-1-3。
現代・・・21世紀から400年以上が経過した未来、
謎の大破局の後に、
地上の文明は科学文明を忘れ、
今また、過去の歴史を繰り返しつつも、
また一歩、また一歩と文明を発展させつつあります。
・・・戦争や虐殺をもなぞらえて・・・。
東に邪神崇拝国家・九鬼帝国、
その北東に大陸最強軍事国家・イズヌ、
西には、神に愛された王が治めるアルヒズリ、
北方には特定の領土を持たない騎馬民族部族のイル、
そしてここ、中央アジアには、
かつて大陸を席巻した月の天使シリスの子孫達が治める国、
神聖ウィグル王国が繁栄しておりました。
領土こそ、400年前の規模に及ぶべくもありませんが、
天然の要害に囲まれたこの国は、
外敵の侵略を受けにくく、
この時代、この大陸の中で、
最も平和な国と言えるでしょう。
・・・外見的にはですが・・・。
なお、現実に存在する新疆ウィグルとは、
全く何の関係もありません。
コメント:フラアの物語の結末は緒沢タケル編の最後に少し言及してます。