背徳者

暴君と呼ばれた皇帝の物語

月島 成生

5時間12分 (186,995文字)

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あらすじ

 ローマの五代皇帝、ネロ。  後に暴君とされた彼の治世は、晩年こそ荒れはしたが、最初期の5年はローマにおいてもっとも平和と評されることもあった。  十七歳で帝位についた、美貌の少年皇帝。  聡明なネロ

感想・レビュー 4

オリジナル設定が生きてます

皇帝ネロの生涯を独自設定(これが一番重要)で書かれた本作。 歴史に詳しくないのですが、とても設定が整理されていて読みやすかったです。 兎に角涙しか出ない…。 愛する人との約束のため。大切な人を守るた
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暴君と呼ばれた皇帝ネロことルキウスは、実は女性であった。 そんな大胆な設定にまず驚かされました。 端正にして読みやすい文章。予備知識がなくても、丁寧な描写で読者は古代ローマの世界に引き込まれていきま
ネタバレあり
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遅ればせながら、完結おめでとうございます! 西洋史が得意じゃないので大丈夫かなーと思いつつ、男装の麗人で暴君という設定が気になり読み始めましたが、いい意味で普遍的なラブストーリーでした。 それぞれ真剣
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