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雨の日は

小説 恋愛

雨の日は

河内はろん・季驤(キジョウ)

(9)

ありがとうございました。

完結

11ページ

更新:2018/06/09

コメント:雨ばかりなので、雨の日更新にいたしましょうか・・・

説明

文通をする彼との出会い。その全てが愛おしい。


写真提供:フリー素材AC 七彩さん

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作品レビュー

ありす
ありすさん
【作品】雨の日はについてのレビュー

雨だれがぽたり、ぽたりと
葉を伝ってゆっくり落ちてくるように
瑞々しい感情が水滴のようにページを伝って
文字を滴らせ、浮かばせて
読む人の胸に波紋を広げる──

『雨の日は』
この後に続く心情は、主人公も彼も、そして私たち読者としても、まったく異なってくるのでしょうが
総じて『雨』というものに集約されるのでは──などと思います。

誰かに、なにかに恋をする、という
切なく甘やかな想いが
雨というアンニュイで、センシティブな情景に溶け込んで

多くを語っているわけではないこの作品の行間が
私たちそれぞれの過去を呼び起こして、豊かに想像させてくれる。

大切な人からの短い手紙。
ささやかだけれど、嬉しい一言。
優しく閉ざされるような言葉。
こうした相手との些細なやりとりが、しとしとと降りやまぬ雨粒を連想させ、匂わせてくれます。

「雨が好きです。雨の日に出かけるのは、案外楽しいですよ」

その彼の言葉は、彼の心そのものを表してもいるようでした。
ここでいう雨は夕立のような激しいものではなく、空が泣くようなしっとりとしたものを指すのでしょう。

繊細な心を持つがばかりに、激しさを怖れ。
主人公のことも、決して拒んだのではなく、誰かを特別に想う激しさを怖れたゆえに取った行動だったのではないかと思えます。

これから迎える雨の季節。
是非とも多くの方に、このゆったりと流れる詩のような世界を楽しんでいただきたいです。

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2018/05/25 19:08
コメント(4)

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