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陽炎に消える

小説 恋愛

陽炎に消える

雛姫

(5)

恋は幻 誰が言ったのだろう

完結

45ページ

更新:2017/12/19

説明

灼熱の太陽
吹き抜ける熱風

身体にまとわりつく熱が、思考を朦朧とさせていく

陽炎が揺れる

目に映る現実は、幻のようで
夢の中を歩いてるみたいだ

どうか夢ならば、この熱も痛みも全て

幻とともに、かき消して


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


素敵な表紙は恋月なつ様より

[リンク]恋月なつ様
[リンク]表紙イラスト

リンクから飛べますので是非。
本当に有難う御座います(´;ω;`)ブワッ

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作品レビュー

雪翅
雪翅さん
【作品】陽炎に消えるについてのレビュー

ネタバレ

夏の陽炎のように、唐突に消えた恋。
熱を交わした相手はもうどこにもいなくて、優しい夜の想いは自分の中でだけ残る……それってどんな残酷なことなんだろう。

色んな不安や期待で胸を騒がせる沙羅を見てるのが辛くて、だからこそ、二人に拍手を送る彼女の姿は切なくも美しく映りました。

ここからは個人的な解釈なんですが、もしかしたら、諌山君は親友のためにずっと沙羅への気持ちを我慢してたんじゃないかなって思いました。

多分遠野君も、沙羅のこと好きだと思うんです。
それはもしかしたら学生時代の時からで、だから諌山君は身を引いていたのかもしれないなって。

でも同窓会では遠野君はいなかったからどうしても沙羅と話したくて、そして再会できたあの日には沙羅も自分と同じ気持ちだってことがわかって、溢れだしてくる熱をどうしても止めることができなくなってしまったんじゃないのかなって。

あの夜のことは、彼にとっても特別なものだったはず。
その出来事は忘れてしまってはいたけれど、諌山君の最後の「有難う」は、「君のこと好きだったよ」って、そういう意味も含まれていたような気がします。

沙羅も辛かったけど、諌山君も辛かったんじゃないのかな……せめて、これからは、誰かの為に自分の気持ちを押し殺すのではなく、自分の為に自分の気持ちを大切にする。そういう恋をしていってほしいです。

素敵な作品をありがとうございましたっ(・∀・)ノ

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2018/04/07 12:07
コメント(1)
葉月 あらた
葉月 あらたさん
【作品】短編集についてのレビュー

心待ちにしていた雛姫様の新作はさらりと読める短編なのに、主人公沙羅の恋の記憶が大人の心をキュンとさせるドラマチックな作品でした。


これから読まれる方はタイトルと作品説明を、まずはじっくり読んでください。
そして出だしと41ページ、ココは特に注目です!


このお話の主人公の名でもある「沙羅」とは「沙羅双樹」のこと。
「沙羅双樹」と聞くとあの『平家物語』の冒頭が浮かぶ方は、私の他にも結構いらっしゃるかと思います。

日本における「沙羅双樹」は「夏椿」のことです。名前の通り夏の初めに白く可憐な花をつけます。

しかしこの花の寿命はとても短く、朝に開いた花は夜には花全体がそのまま落ちてしまいます。

調べてみましたら花言葉は「愛らしい人」、また「儚い美しさ」だそうです。

このお話の内容にぴたりとはまる! 

もしかしたら名前にも作者様は気を配り、より繊細な作品にするため主人公にこの名を選ばれたのではないでしょうか?


あの夜、身体だけでなく確かに心も繋げた沙羅と諌山――。二人の恋はあることにより今は幻となってしまいましたが、最後に見せた沙羅の笑顔と共にこの作品は私の心にきっと残ることでしょう。


読ませていただき有難う御座います。
特上の切なさをいただきました<(_ _)>

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2017/09/13 19:10
コメント(3)

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