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今夜、死体《キミ》の隣で眠る

小説 恋愛

短編集

今夜、死体《キミ》の隣で眠る

山崎ニャル子

(2)

本当のことほど言えない。

完結

12ページ

更新:2017/10/03

コメント:妄想コン『夫婦』応募作

説明

「私が死んだらあなたのせいよ!」
これが妻の口癖だった。
本当の意味を知ったのが、どうして今なんだろう。

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作品レビュー

狭山直人
狭山直人さん
【作品】今夜、死体《キミ》の隣で眠るについてのレビュー

ネタバレ

まずタイトルを見て「あれ?」と思いました。
「ホラーが苦手」を公言するこの作者様が、「死体の隣で寝る」??ーついに新境地を開発か?!
そう思い読み進めたところ、これは夫婦の絆、純愛を綴った、珠玉の一作でした。

仕事から帰ると、妻が倒れていた。あわてて救急車を呼ぶ夫。おそらく、妻はもう助からないー。
シリアスな展開に、読者は引き込まれていく。

妻が死んだあと、夫は妻が重い心臓病を患っていた事を知る。どうして気付いてあげられなかったのか、自分を責める夫。妻帯者としては、身に詰まされるシーンである。

妻を自宅に連れて帰り、妻がキレイに洗濯してくれた自分の布団に寝かせる。そのあと夫は、愛情に満ちた妻からの最後のメッセージを見つけるー。もう涙なくしては、読めない。

そして、タイトルのシーンになる訳だが、死んだ連れ合いの隣で寝るというのは、残された方にとっての、最後にして最大の愛情表現なのだという思いを強くしました。

作者様の愛情深いお人柄の一端を垣間見る事が出来る、心に灯がともるような、暖かい作品です。

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2017/09/16 06:14
コメント(3)

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