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先生、それ、事件じゃありません

小説 ミステリー

先生、それ、事件じゃありません

あゆみん(菱沼あゆ)

(1)

いや~、この町に探偵事務所とかいらないですからね~。

完結

78ページ

更新:2018/04/07

コメント:本当にこの人、顔だけなんだ……。

説明

「何故だっ。
 よくあるじゃないかっ。

 萩津和野殺人事件とか!」

「あのー、よくひとまとめにされるんですけど。
 津和野、他県ですからね……」


 登校中、見たこともないイケメンに助けられた夏巳(なつみ)。

 彼はある大手探偵事務所が実験的に作った萩支所の所長だった。

 ――とはいっても、部下はなし。

 事務所の中はデスクひとつに、パソコンひとつ。

「なにか実績を上げないとクビになるんだっ」
とそのイケメン、蒲生桂(がもう かつら)は言うが――。

「いや~、先生。
 この町で事件なんて、そうそう起こらないですからね~」


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作品レビュー

うりぴぃ
うりぴぃさん
【作品】先生、それ、事件じゃありませんについてのレビュー

昔、修学旅行で萩を訪れました。
この道を松陰先生や、高杉や桂が歩いていていたのか……と感慨深く城下町を散策したことは今でも鮮やかに覚えています。
早朝、クラスの男子数人が海岸に散歩に行き、そのなかの一人が砂浜に生徒手帳を落とし、それに気付かないまま宿泊しているホテルに戻りました。
直後、生徒手帳は犬の散歩で海岸に来ていた地元の方に拾われました。
拾って下さったその人は、萩市内の宿泊施設に一軒一軒電話をかけ、生徒手帳に記されている学校が泊まっていないか問い合わせた末に、ホテルまで落し物を届けてくれました。
朝食の席で、担任教師がクラス全員にいきさつを説明した後、生徒手帳は持ち主の元に返りました。
それ以来、私にとって萩はものすごく親切な人々が住む素晴らしい土地として、印象付けられています。

そんな萩の地で、いったいどんな事件がおこるのか?
百数十年前の歴史的事件ならいざ知らず、現在の萩で事件はおきてほしくない。
でも、これはミステリーだし……
おそるおそる読んだのですが、さすが期待を裏切らないあゆみん様。

いつかまた萩に行きたいです。

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2017/12/04 21:27
コメント(1)

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