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エブリスタ
姉が見た夢を僕が見る

小説 ノンフィクション

姉が見た夢を僕が見る

eo.

(1)

犬の話

完結

8ページ

更新:2017/12/01

説明

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作品レビュー

猫熊太郎
猫熊太郎さん
【作品】姉が見た夢を僕が見るについてのレビュー

ネタバレ


 なんと、これは……! 

 いわば『”書く”人を選ぶ』と表すべきでしょうか。
 ともかく、書けない人にはとことん書けないような独特な魅力の詰まった作品です。

 読んだ後に思わず独りで唸ってしまいました。

 端的に言えば、この作品は〈ホラー〉に見えて違うのです。
 ”仕掛け”を用意して読者をビビらせてやろうといった観念はそれこそ無く、まるで遠い日のあやふやな記憶と、その時折の強烈な印象によって刻まれた情感(トラウマ)が継ぎ接ぎに合わさったような追体験――
 これらを読者と共有させ、その上で物語としての体裁を保てていると表すべきでしょうか。

 説明放棄とも捉えられがちなほどに相関図を蔑ろにし、その事が逆に語句のリズムや文章と相まって作品としての色合いを濃いものとしています。

 作者さんの他の作品も、定期的に読み返したくなるような魅力というか――魔力と言って差し支えないモノがありますが、今作はそれがより研ぎ澄まされてます。

 きっと、狙って書いてないからこそなのだろうと。
 『こうしてやろう』『ああしてやろう』という意識がなく、その言葉たちが自然なままに紡がれるからこそ、この独自世界をより強固なものへと仕立てているのだと思えます。
 まさに精神世界というか、それだけで立派な”作品”として成り立っているのです。本当に脱帽です。


 この衝撃を何とか言葉にしようと発起してレビューを書いたのですが、上手く伝わってくれているかは正直心許ないです。
 しかしながら、こういうアプローチの作品、なかなかお目に掛けるものじゃありません。ですので、ぜひぜひご一読を。

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2017/11/26 21:28
コメント(2)

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