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福岡で一番ぬるいお湯~平均人間達の讃歌~

小説 青春

福岡で一番ぬるいお湯~平均人間達の讃歌~

柳佐 凪

絶対平均人間と平均人間達が、協力してトップエリートに打ち勝とうとするお話です。

完結

9ページ

更新:2017/12/27

コメント:いろいろぶっこんでみました。みんなでドラマ作るとか楽しそう!

説明

目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった。


携帯の着信がけたたましくなっている。見るとTwitterにものすごい数のリツイートが付いている。

「なんだ?」

〈おきろ!おきろ!〉

おきろおきろの大合唱だ。

〈おきたおきた!〉

今度はおきたおきたの大合唱……まさか、僕の姿が生配信でもされているんじゃないだろうか。

〈こいつ、かんがいいぞ〉〈今度は行けそうだ〉

今度はそんな文字が踊る……まさか、本当に僕はネット経由で沢山の人に見られているのか……辺りを見回すが、ここはどこかの屋外階段で、階段と手摺とドア、後は眼下に広がる町の景色……それから眩しい太陽と、海が見える……もしやと思って空を見上げると、大小のドローンらしきものがいくつか飛んでいた。

訳がわからないが、せっかくなのでこいつらに質問してみよう。

[オレ、男前に写ってるか?]

〈ばかだ〉〈バカだこいつ、もうだめだ〉〈もうたすからない〉〈諦めるな!まだ希望はある〉

なんだか、穏やかじゃないな。
とりあえず、この雄大な景色と、ドローンを背景にインスタ映えしておこう。

〈やっぱりばかだ〉

[で、なにすればいいの?]

〈俺たちを救え〉〈勝て〉〈まじめにやれ〉

何だか要領を得ない……。


どうやら話をまとめると、

オレ、大野仗《おおの じょう》は3人目の平均人間で、超エリートと対戦して勝たなければならない。

オレが負けると、俺達の世界が終わるらしい(どう終わるかはよくわからない)

対戦内容はツイッターでディーラーという奴から知らされるらしい。

その対戦相手というのが、福岡県民ならだれもが知っているであろう、超サラブレッドお嬢様、資産家でもあり、県知事でもある福岡のカリスマ、周瑜鴻臚《しゅうゆ こうろ》の娘の周瑜嘉穂《しゅうゆ かほ》だと言うのだから、どうにもならない。

平均人間が、いくら束になってかかっても、超エリートお嬢様にかなうわけがない。

とはいえ、ネットの向こう側の福岡県中に一杯いるであろう平均人間たちの命運を、無下にごみ箱に投げ捨てることもできない。

「一体どうすりゃいいの? 君ならどうする?」

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