小説 青春
うまく伝えられない。だけど聞いて。
完結
うまく伝えられない。だけど聞いて。
ネタバレ
この度は、このコンテストに引き入れてしまい、申し訳ありませんでした^^;
でも、あめさんの作品、読みたかったんですもの^^;
ということで、レビューを書かせていただきたいのですが、まぁ、みなさんレビューに書いてくださっているので、重複してしまうということであまり大したことはかけませんが……。
あめさんらしい情緒溢れる作品でした。心洗われるような澄みやかな文章。静かな中にも、内面を穿つストーリーが実にあめさんらしく感動しました^^
これからも素晴らしい作品、期待しています♪
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(応援)
人の弱い面、狡い面、怖い面、そういった闇の部分を、青春真っ只中の高校生たちを通して見せていく、それも特別小難しい言葉を使っているわけでもなく、中には単純な会話文だけでも、その闇の部分が伝わってくるので、なぜだろうなと私なりに理由を考えてみました。
きっと『陽』『明』の部分の描写が、実に繊細で悲しいほど美しく輝いているから、コントラスト効果で上手く『闇』部分が出ているんだろうなと勝手ながら思ったり。
『善いだけの』『悪いだけの』あるいは『強いだけの』『弱いだけの』そんな人間はいない。読みながら、自分の心の中にも日々知らず知らずにたまっていた毒素のようなものが、瞳から流れていきました……。泣けると意外にスッキリするのはそういう意味もあるのかもしれませんね。
心を揺さぶり、揉みほぐしてくれるデトックス効果もあるような不思議な雰囲気のお話をたくさん書いている作者さんですが、この中編にもガツンとやられました。
最初の頁と最後の頁に使われている、主人公の同じモノローグが、全く違う心情で伝わってきたのも嬉しかったです(。´Д⊂)。
『うまく伝えられない。だけど聞いて』
はい、うまく効いてくれた言葉たちに( ^∀^)拍手!
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