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削岩ラビリンスマーカー【改稿版】

小説 SF

削岩ラビリンスマーカー【改稿版】

ロール(戌井 猫太郎)

西暦から数えていつごろの話になるのだろうか。

人類は地中深い地下世界「ラビリンス」に押し..

連載中

35ページ

更新:2018/01/23

説明

西暦から数えていつごろの話になるのだろうか。

人類は地中深い地下世界「ラビリンス」に押し込まれ、肩を寄せ合って生きていた。

地下世界ラビリンスには人々が住むコロニーがいくつもあり、気温が高かったり、金銀財宝が湧き出ていたり、上下が逆さまになっていたり、巨大な遺跡群が立ち並んでいたりと極端な特徴を持っていた。


その中の一つのコロニー「ピンイン」には、好奇心旺盛な9歳の少女メメンプーと、その父親ガガンバーが、二人乗りの「作業ロボット」に搭乗して鉱石を採掘。最底辺の職業「ワーカー」として生活を営んでいた。

ある日、メメンプーは家を出ていった母親を探すため、ラビリンス内部を「地図化」して旅をする「マーカー」になりたいとガガンバーにせがむ。

コロニーを一歩出れば、そこは危険地帯。
洞窟を徘徊する「謎の巨大生物」と遭遇すれば、生還率は五%を切るという。

未知の世界を開拓する危険な旅だからこそ、ラビリンスの世界では「地図」が最も価値を持ち、高額で取引されていた。

最も危険で、最も魅力的な職業、それが「マーカー」なのだ。


好奇心のあまり、何度も一人で旅に出ようとしたメメンプーを「抑えきれない」と判断したガガンバーは「作業ロボット」に乗り込んで一緒に旅をすることに。


しかし、好奇心の「代償」は――ようやく手にした「真実」は――。
何もかもを変えてしまうほどに、残酷なものであった。

試練の先に待っているのは?
家族愛をテーマにした父娘の旅作品。

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