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変身させられた俺

小説 ホラー

変身させられた俺 スマホ版

変身させられた俺

南 秀憲

私は、いつの間にか蝶に変身してしまった。空を飛んで目にしたものとは?

完結

20ページ

更新:2018/02/06

説明

 ドイツのフランツ・カフカの中編小説(変身)では主人公の男は巨大な虫になっていたが、私は蝶に変身してしまった。個室の中を恐る恐る飛んでみた。
 すると、体重を全く感じなく、個室の中を軽々と何往復も飛ぶことが出来たのだ。
 そして、開いている窓から太陽の恵みに満ちた大空に舞って出た。
 上昇気流に乗って軽く羽を羽ばたかせながら、空中散歩と洒落込んでいると、いつの間にか六甲山の上空を飛翔していた。
 はるか下方を見ると、微かに黄色の車らしき物が見えた。ヒラヒラと降下をしてみると、砂防堤近くに、大破した車の横で、血だらけの人が、太陽に向かってまるで万歳をしているようなポーズをしていた。
 更に降下すると、薄れた記憶が人間の私とその愛車とを微かに認識させた。だが、それ以上興味もそそられなかったので、再び気持ちの良い真っ青に輝く大空に向かって羽を動かし、上空へと飛翔して行った。弱々しくオレンジ色に輝く冬の太陽に向かって……。

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