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超能力のある杉が味わう怪異

小説 ファンタジー

超能力のある杉が味わう怪異 スマホ版

超能力のある杉が味わう怪異

南 秀憲

何千年も生きてきた杉の樹が最後に味わう恐怖とは?

完結

31ページ

更新:2018/02/07

説明

 西暦二千五十九年だと思うが、南南東から、大きな橋梁がこちらに向かい徐々に迫ってきた。
 多分、リニアモーターカーの建設が、私がそびえ立つ東北州にまで進展してきたのに違いない。
 当然、私の存在が邪魔になるだろう、という予感に打ち震えたが、何の抵抗もできない。
 巨大なクレーンで釣り上げられ、根も土からはがされて、野原に無造作に転がされた。
しかも、ロボットアームの巨大な裁断機が、私の巨体を切り刻みだした。が、機械に超能力が通じるはずもなく、二千三百余年の寿命は風前の灯となった。激甚≪げきじん≫な痛さを感じ、ギィヤアー、ギィヤアー、ギィヤアー、ギィヤアー……と叫んだ。
 動けぬ仲間達が助けてくれないのは、良く承知しているが、それでも叫び続け……。

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