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軌道砲兵ガンフリント

小説 SF

軌道砲兵ガンフリント

冴吹稔

(1)

宇宙で戦う兵士たちは、人間であることを決して手放さない

休載中

367ページ

更新:2018/05/18

コメント:リアルな物理法則に縛られた宇宙。秒速数十キロの世界で展開する、人型兵器の戦闘と人間ドラマをお楽しみください。

説明

 中米軍管区司令部所属のリョウ・クルベ中尉は、ふとした事から火星駐留の軌道砲兵中隊に転属することになった。任地へ向かう途上、彼と乗艦を人類の技術ではありえない飛翔体「機動殻」が襲う。太陽系は地球外生命体の脅威にさらされていたのだ!
 全高13メートルの人型砲兵メカ、オービットガンナー・モジュールを駆り、軌道砲兵たちは人類の尊厳をかけて戦う。

 これは遠い未来の宇宙で困難に挑む人々の苦闘と、ささやかな勝利の物語である。

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作品レビュー

虚月
虚月さん
【作品】軌道砲兵ガンフリントについてのレビュー

ネタバレ

この作品は、赫々と燃える祈りの弾丸だ。
現実を甘い糖衣で覆った都合のいい理想を引き裂いて、このガンフリントは容赦なく読者の心臓を貫いていく。肉身を爆ぜさせるような壮烈な熱量が、その弾芯には込められている。

機能美に特化した人型機動兵器とそれを駆る軍人たち、あるいは宇宙ステーションに取り残された民間人の物語、それらはひどく残酷で、狂うように泥臭く、そして、美しい。
冷徹な物理法則と、鋼鉄のリアリティで作られた作劇。無明に似たリソースのない寂寞とした宇宙を、人肌を求めずにはいられない昏く熱い渇望を、ヒトの尊厳を陵辱する異種生命体の姿を、心臓が凍るような諦観を、されど微かな灯のような希望を、このガンフリントはこれでもかと描き、研ぎ澄まされた『SF』を読者の眼前へと突きつける。誇張や世辞ではなく極限域の人間ドラマが、そこにはある。

綺羅星のごとく無数の小説が存在するこのネット上において、あなたがこの作品に出会えたのなら、あなたは幸運だ。
どうか未知の一頁をその手で開き、名の知れないヒーローたちの物語を目撃してほしい。

そうすれば確かな宇宙を巡る感動を、その心に刻めるだろうから。

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2018/03/29 12:43
コメント(1)

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