このページのリンクアドレス

エブリスタ
モンテカルロ

小説 SF

モンテカルロ

八分粥

(2)

学校、職業、配偶者、全部ランダムに決まる世界でも、自分で考えて歩きたい。

連載中

122ページ

更新:2018/08/06

コメント:2018年5月24日号の新作セレクションに選んでもらえました。皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。

説明

モンテカルロ法とは、乱数を用いた試行を幾度も行うことでより良い解へと近づいていく計算機シミュレーションの方法である。
モンテカルロ法(律)とは、ランダムに学校や職業や配偶者を決定することでイレギュラーな進化を促進し、より良い人類を生み出そうという法律である!

21世紀に起きた人工知能の爆発的な発展は、当時地球上の人類を悩ませていた問題のほとんどを解決してしまった。危惧されていた人工知能の反乱も起きず、人工知能はロボット三原則をよく守りながら人類の良き友人、ときには師、そして指導者となった。そして、人類は人工知能とともに宇宙へ進出した。

生きるために人類がしなければならないことはほとんどなくなった。食事や睡眠はとる必要があるが、あくせく働く必要はなくなった。
人工知能が人類に求めたのは「進化」と学習データとしての「感情」だった。人工知能がその目的のために選んだ解法がモンテカルロ法(律)だった。学校、職業、配偶者、ときには教科書や学習道具も、ランダムに選ばれ、突然変異的進化の発生を期待する。

そんな世界の宇宙移民艦T1J1T1H3に住む少女、足立千鳥は、突然現れた「敵」と戦うためのパイロットとして、モンテカルロ法(律)によってランダムに選ばれてしまう。
彼女が、自分の意思で歩くためのお話。

この作品のタグ

作品レビュー

作品を読んだ人におすすめ

この作品が入っているマイリスト

登録されているマイリストはありません

この作品の参加イベント