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道化師は高らかに嗤う

小説 BL

道化師は高らかに嗤う

椎名 慎

――‥ 親衛隊の過激な制裁がピタリと止んだ。それは嵐の前の静けさで───。

連載中

5ページ

更新:2018/05/18

説明

「どうし、て…っ」

外で雷雨が激しく窓にぶつかる。まるで、今の自分を見ているようで…

「ああ!そうか、そうなんだね… 」

ゴロゴロと稲光りが走る。

「助けを求めたらいけなかったのに。信じたから、期待したから… 僕は… ッ」

ピシャーン!

『───もう、誰も信じない』


★ ☆ ★ ☆ ★

――ある日、犬猿の仲である風紀のアイツが妙なことを言い出した。

『最近の親衛隊は前と変わった』


自覚していないと言えば嘘になる。毛色の変わったマリモ頭の転校生が来てから俺たち生徒会は夢中になっていつの間にか生徒会の仕事も疎かになっていた。いや、それだけじゃない。俺たちのその行動に、転校生の自由奔放さに親衛隊は過激化とした。

それでも構わないと思った。側にいてくれるのなら… この前来たばかりの優希が側にいてくれるのなら… そう思っていたが、アイツの言葉に俺様は思わず目を瞬いた。

「は?なんだって?そんなはずねぇだろ。最近もなにも親衛隊の連中は昔から過激で…」

なにを寝惚けたことを言ってるんだと半眼を向ければ、はぁぁ…と盛大に溜め息を吐かれた。

『お前はなにを見ている?それでも天下の会長サマか?前の過激さは今の比じゃない。その上、最近、親衛隊の様子が少しおかしい気がする』

「あ?なに言ってんだ」

『…お前は本当に気付いていないのか?今の親衛隊を統率してるのは恐らく、親衛隊総隊長じゃない。あれは、お前に盲目的だっただろう?そんな奴に、ここまで統率できる力はない。恐らく、表向き指示してるのは総隊長で、実際は別の人間がいるはずだ』

――‥ その一言が全ての始まりだった。

※更新不定期

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