このページのリンクアドレス

エブリスタ
Jail Breaker

小説 ホラー

Jail Breaker

hideT

(2)

地球外生命体。その存在が必ずしも形あるとは限らない。友好的だとも、限らない……。

連載中

139ページ

更新:2018/05/21

説明

富士山近辺空域に深夜突如現れ、墜落した旅客機。
それは、一年前に消息を絶った機が時空を超えて現れたのだ、
という噂が流れた。

その墜落事故後、激しく損傷した変死体が発見されるという事件が続く。
事故? 殺人? 野生生物の仕業? 新種のウイルス? 
……様々な憶測がなされるものの、なぜか事実は明らかにされない。

元刑事のフリー・ライター、鷹西惣一朗。
神奈川県警捜査一課の女性刑事、月岡夏美。
親友の死に負い目を感じる女子高生、友田絢葉。
……それぞれの立場から事件を追い、あるいは巻き込まれていく。

墜落事故を調べていたジャーナリストの自殺、事故現場にいた人々の度重なる不審死、公安警察の暗躍、人格変容する教師、相次ぐ失踪……。

様々な危機に見舞われながら、徐々に知る真実。
その背景には、地球外から来た何か、がいた……。

※表紙画や挿入画は「ぱくたそ」さんのものを加工させていただきました。

この作品のタグ

作品レビュー

ことりはね
ことりはねさん
【作品】Jail Breakerについてのレビュー

ネタバレ

〝映画的描き方〟〝映画を観ているような〟
ウェブ小説のレビューで比較的よく目にする表現だ。
私自身、こうしたレビューをいただいた経験がある。

読んでいただいただけでなく大好きな映画を引き合いにしたレビューまでいただいて、感極まれりではあるのだが、実のところ、少しばかり困惑がない訳でもない。

具体的にどこらへんが映画的なのか、書いてるほうはよく解らないのだ。

なぜなら、音楽とPVが当たり前のようにセットなって以来、映像はそれ以外の表現手段を凌駕し続けてきたからだ。
ぶっちゃけ、どんなものもでも映像的=映画的なんじゃないかと思えてしまう。
私たちの脳はすでに、インプットされた情報を先に映像に変換してしまうというような……。

さておき、ここからが本題である。
あえて言うが、hide-Tさんの作品は間違いなく〝映画的〟だ。
ただ、受動的に映像が目の前に展開されるというような、観客目線の〝映画的〟とは少し違うと自分的には思っている。

どういうことかと言うと、多分にカメラ目線なのだ。

hide-Tさんはカメラクルーで、長回しによって概要が明らかにされていく。
本作『Jail Breaker』も、冒頭からそれは健在で、非常に〝映画的〟な表現になっている。

登場人物への光りのあて方にも、同じことが言える。数ページ後には表舞台から消えてしまうような、いわゆるモブキャラにも名称が与えられ、しかしバックグラウンドは語られず、フォーカスすることによって彼らのすべてを語り尽くす。

肝腎のお話の内容は、hide-Tさんお得意の地球外生命体による侵略とそれに立ち向かう人々を描いたサスペンス・スリラー。

女性キャラがこれまでとは少し違うタイプだったり、JKだったり、地球外知的生命体なのに何だか腰が低かったりとバラエティに富んでいる。

大きな権力が悪に利用され、正義がいともたやすくへし折られるーー危機に瀕しているヒロインを、撮影カメラ押しのけて助けに入りたい! いままさにそんなハラハラさせられる展開の真っ最中だ。

このレビューで少しでも興味を惹かれたら、ぜひとも〝映画製作的〟な小説世界を堪能してほしい。

もっと見る

2018/05/20 22:56
コメント(3)

作品を読んだ人におすすめ

この作品が入っているマイリスト

登録されているマイリストはありません

この作品の参加イベント