透明な抜け殻

四十五歳で頚椎損傷。身体障がい者一級となった俺の人生。

松本健太郎

14分 (8,296文字)
yomyom短編作品コンテストに参加します。

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あらすじ

渡辺健一、六十二歳。 築四十年の木造一軒家にて一人暮らし。 四十五歳の時、仕事中の事故で頚椎を損傷。 以後、身体が不自由となる。 あの時、俺は確かに死んだ。 だから、今の俺はただの抜け殻なのだ。

感想・レビュー 6

松本健太郎さん こんにちは。 独りというお題からここまで発想を広げられることが すごいと思いました。 独りの苦しみとかすかな希望が見られ、お見事だと思いました。 独りであることと生きることは表裏一体
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とてもツライ状態におちいった主役の苦悩を、丁寧かつ、ひじょうにリアルに描かれていますね。 家族にこういうかたがおられるか、あるいは仕事で介護に携わっておられるかでなければ書けない重みがありました。
ネタバレあり
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身障者の大変さが伝わって来る作品です。福祉の仕事に携わる者がハッとさせられる描写は心に突き刺さります。凝縮した一編です。
ネタバレあり
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