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へびおとこ

小説 青春

へびおとこ

とりお

(7)

学校には、もうどうしたって行けない。あたしがたどりついたのは、図書館でした。

完結

66ページ

更新:2018/08/27

コメント:第一回氷室冴子青春文学賞 大賞をいただきました。ありがとうございます。

説明

ささいなトラブルがもとで、六年生のほのかは転校先の学校に行けなくなった。家族に心配かけないためランドセルを背負って街をさまようが、心休まるひまはない。そんなほのかがたどり着いたのは、おんぼろの図書館だった。そこには「へびおとこ」と呼ばれる司書がいた。やがてほのかは、へびおとこの策略にひっかかり、図書館の仕事を手伝うはめになる。美人のうつみさんや、カトンボ館長、そして書庫の奥にいる謎の少年・スタビンズたちと過ごすうち、ほのかはだんだん居心地の良さを感じはじめるのだが……。
図書館司書・犬上さんは、「けんすけのすきなひと」では主役です。

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作品レビュー

るえかの雨
るえかの雨さん
【作品】へびおとこについてのレビュー

初めまして。この度は受賞おめでとうございます。

すっかり心を奪われ、何度も読んでいます。っw

子供の頃、ほのかさんとは違う理由ですが、自分も小学校が嫌で嫌で仕方がなかった。
けれど、逃げ場がなく毎日憂鬱でつまらない日々を送りました。

この話を読んで、あぁ、あの頃こんな図書館があったらどんなに素敵だっただろう。と思わずにはいられませんでした。
犬上さんの強さ、うつみさんの優しさ、それからスタビンズくんとの友情、その全てがドラマチックで、ドキドキやワクワクや、悔しさ、悲しさを一緒に味わいました。

そして、当時の自分は『つまらない、あいつが悪い、こいつが悪い』と全て周りのせいにしていたことに改めて考えさせられたのです。
きっと、自分にも居場所があったのではないか。ほのかのように自分に正直であれば良かったんじゃないか、って。くすぶって、集団の中で沈殿していただけだっただろう、って。

このお話は、前向きに不登校という形で自己主張する強い女の子の一つの道だと思いました。
そして、希望だと思いました。
前向きに強く生きよう。そうすれば、きっと良いことが起こる。楽しいことが起こる。うまくいくよ!と。

高校生になったとき、捲らなかった最後のページが捲られ、同時に新しい次のシリーズへと読み始めた、はのかの物語が楽しみで仕方がありません。
スタビンズくん、頑張れ! とエールを送りました!

犬上さんのファンになってしまったので、犬上さんが主人公の作品も是非読ませていただきたいです。

何度読んでも、心に響く。大切な一冊。
出会えたことに、感謝いたします! ありがとうございます!

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2018/08/03 18:48
コメント(2)

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