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美しい幼虫

小説 ホラー

美しい幼虫

赤羽道夫

(2)

キャベツに葉っぱについていた青虫は、見たこともないほど美しかった。

完結

33ページ

更新:2018/08/15

説明

場村時信はある日、キャベツの葉から青虫を見つけた。
美しい青虫にみせられた彼は、それを飼ってみることに。
次第に大きくなっていく青虫であったが、それがなんの虫なのかはわからないままであった。

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作品レビュー

★にいだ★ヒー!人事異動
★にいだ★ヒー!人事異動さん
【作品】美しい幼虫についてのレビュー

ネタバレ

いやぁ、物凄く面白かったです!
恐らく、湯村氏は、青虫に『魅入れられた』のでしょうね(汗)

私なら買ってきたキャベツの葉に青虫が付いていたら、いくら珍しい虫でも「ギャー!」と叫び、キャベツ丸ごと返品してスーパーの責任者を呼び出すところですね(笑)

湯村氏は、見たことも無いその青虫に惹き付けられ、飼育を始めます。

苦労して交際にこぎつけた恋人もそっちのけにして、職場の出世の道をも後回しにして。

この執着心の凄さに薄ら寒さを感じると同時に、物語の先が凄く気になりページをめくる手が止まらなくなりました。

いやぁ、さすがは赤羽さん!
青虫の成長過程の描写が実に丁寧でリアルに描かれています!

そして、少しづつ異常な成長を遂げていく青虫と比例して湯村氏の狂気も静かに拍車をかけて行きくところも上手いです!

そして!ラストに待っていた大驚愕のオチ!

最後はカフカ氏の作品を連想させる大変秀逸な幕切れですね!

湯村氏は、成虫に食われその胎内から幼虫として再びこの世に転生して産み落とされた…という、解釈をしたのですがいかがでしょうか。

ある意味、シュールさをも感じる大変怖く完成度の高い作品をご拝読させて頂き、本当にありがとうございました!!

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2018/08/18 07:01
コメント(1)

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