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境《さえ》の桜の咲く下で

小説 ホラー

境《さえ》の桜の咲く下で

沙音

(1)

山にはあちらとこちらの境《さえ》がある────心霊ホラーちょっとラブコメ。

完結

374ページ

更新:2018/11/30

説明

山にはあちらとこちらの境(さえ)がある。

京は高校一年生になるサッカーの好きな男子。
山を祀る神社に生まれ、十の歳から境を巡礼する巫女の護衛をして日本全国を回っている。

3つ年上の巫女の名前は珠洲(すず)。

しかし、最近、珠洲は京を置いてひとりで山に行ってしまう。
しかも、今回はひとりで出かけた山でナニカを拾ってきたようで……?



恨みの霊を出しておいて執筆中断して放置していたら金縛りに遭いましたのであわてて完結(成仏)させていただきました。

でも、あまり怖くはないです。

季節外れの物語ですみません。
あわてて書いたものなので修正しながら投稿します。

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作品レビュー

ももたろう
ももたろうさん
【作品】境《さえ》の桜の咲く下でについてのレビュー

ネタバレ

ジャンルが「ホラー」ということで、実はあまり得意分野でないのですが、『ちょっとラブコメ、そしてあまり怖くない』ということなので、寄せていただきました。

出だしからの情景描写に引き込まれますね。目に浮かぶような朧月夜の薄闇。
その中にひと際明るく見える、大きく枝を張った満開の桜。
でもその気は、何か、違う世界との境界になっているようだ。

そこで、京が出会ったいくつか年上の少女「すず」とこれからどんな話が展開されるのか、興味がわく。
【「境」を守り、気の調和を守る】
そして、日本中の山の「境」を巡礼する? なんだか、ちょっと違った世界が。

アヤタチがとかツキサシとか舞台が神社であったり、普段聞きなれない言葉が出てくるが、主人公はサッカー好きな高校生、普通の少年であったり、今どきの宮司はパソコンを駆使したりとなんら違和感がない。

京はアヤタチであるすず(珠洲)を守るツキサシであるという。

そして、「北条の隠し財宝」探しや「風魔忍者」の話と憑依、怨霊、浄霊とおどろおどろしたところはあるものの、エアガンにスマホ、自動車で逃げる忍者と自転車で追う怨霊とどうなっているのやら。おかしすぎる。

このような話を縦糸でつなげ、姉さん女房的な珠洲の思いやりが横糸でアクセント。

「さえのかみさま」とはそういうことですか、境界を越えて悪いものが入ってこないようにと守っている道祖神、路傍の神様だったのですね。

大切な人を守ろうとするその行為が、憑依とか霊になったのかもしれない。それは今も昔も同じ。時代を越えて桜が見守っているということなのだろうか。

戦国時代からの知識を縦横にちりばめ、謎解きも加えてはいるが、ラブコメの要素を肉じゃがと味噌汁で味付けしたとても高尚な物語。独特で秀逸な世界を楽しませていただきました。

そういえば、すっかり「ホラー」ということを忘れておりました。

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2018/12/01 12:48
コメント

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